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2008年2月2日 御在所岳(鈴鹿)

 

御在所岳(鈴鹿)2008年2月2日 No.438 隊長
旧スカイラインゲート(8:00)〜中道登山口〜負ばれ岩(9:30)〜地蔵岩(9:55)〜山上公園(11:00)〜御在所岳一等三角点(11:30)〜昼食〜下山開始(12:15)〜表道〜スカイライン(13:10)〜出発点(14:05)
青空こそ見えないが、高気圧に覆われ穏やかな天候だった。気温が低いために雪の状態もいい。駄目なのは体の調子で、今週は風邪で体調を崩していたので、ひと汗流すまでがしんどかった。年明けから果敢に、藤原と御池を攻めてていたのだが、音を上げたのは自分の体の方だった。高気圧の曇天は意外と、空気の透明度があり遠くまで見えることがある。まさに今日はこの条件がそろっていたので、白山、北アルプス、乗鞍、御岳山、中央アルプス、南アルプスがよく見えた。

 日曜の新聞で、御在所岳の氷瀑を紹介する記事を見かけた。氷点下の気温が続かないと駄目らしいが、ここのところの冷え込みで、立派な氷瀑ができてきた。昨日は午後から、お天気が下り坂の予報だったので、近場で行程にゆとりのある御在所を選択した。遠くからも残雪が確認できたので、そこそこの景観が楽しめるだろうと予測した。

 ゲート前まで車で上がり、ふと気がついた。温泉街から上がった方が距離的には楽をできたはずだ。しかしまあ、歩きに来たのだから、ゲートからのんびりと歩くことにした。ゲートからの登山者は、藤内沢か裏道をとる場合が多く、トンネルをくぐって山の家まで歩く登山者は少ない。先週は積雪があったものの、しばらく好天が続いたので路面は乾燥していて歩きやすかった。


桜から御在所岳を見る

30分ほど歩いて、中道登山口に立つ。風邪を引いて1週間ほど体を休めていたので、これだけでも疲労感を感じた。一呼吸おいて歩き始めるが、足のだるさは消えない。無理をせずに、いつもよりもペースを落として登り始める。気温が低いためはよく雪がしまっていた。そのためによく滑るのでアイゼンを装着する。ザクザクと気持ちよく歩ける。気温は氷点下だと思うが、風がないのでそれほど寒さは感じない。


負ばれ岩

負ばれ岩を過ぎ、地蔵岩で展望で広がる。いつもの光景だが、空気の透明度が高く、伊勢湾口に浮かぶ神島もよく見える。ルートも一般道だし、行程にもゆとりがあるので、見慣れた行程ではあるが、要所で展望を楽しみながらゆっくりと歩くのもいいものだ。

 
岩場から山頂を見上げる

 
地蔵岩


キレット

キレットに岩場は雪が溶け、凍り付いていた。アイゼンが頼もしい。慎重に岩場を下る。徐々に雪が多くなり、雪山らしくなってきた。中道をたどる登山者はそれほど多くない。先行する男女の登山者もじっくりと雪道を楽しんでいるようだった。この上の岩峰帯で追いつき、曇天であるにもかかわらず、予想以上に展望がいいのに驚いていた。このあたりは日陰だし、雪も多く凍結しているので、ちょっとした緊張感がある。いつもの撮影ポイントで展望を楽しみ、山上公園に上がる。


新しいはしごがつけられていた。


岩場から中道を俯瞰する 藤内小屋が見える


穂高連峰          乗鞍岳           御岳山


御池岳  藤原岳 手前が竜ガ岳 右奥が加賀白山

山上公園は樹氷ねらいのカメラマンやら、スキー客やら、そり遊びをする家族連れで賑わっていた。それをよそ目に三角点に向かう。ここまでくると観光客も少なくなり落ち着ける。山頂で雨乞いの展望を楽しみながら昼食にする。メニューは、おにぎり1個とどんべー。風がなく穏やかなので長居ができた。帰路は、久しぶりに百間滝が見たかったので、表道を下ることにする。スカイラインに降りてから1時間ほど歩くのが難点だ。


観光の名所になっている氷瀑


左奥が雨乞岳


北側はよく樹氷が残ってる


山頂から見る鎌ガ岳


山頂から見る一等三角点


国見岳(右)と釈迦ガ岳(左)


鎌ガ岳


白山が大きく見えていた


百間滝

 

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