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2008年1月19日 御池岳(鈴鹿)

 

御池岳P1241、P1194(鈴鹿)2008年1月19日 No.436 隊長
山口登山口(8:55)〜白瀬峠(10:55)〜真の谷テント場(11:22)〜P1241(12:35)〜(12:40)南峰で昼食(13:10)〜P1194(13:40)〜真の谷(14:15)〜白瀬峠(14:40)〜坂本分岐(15:07)〜山口登山口(16:10)
青空のキャンパスに樹氷をねらって今期4度目の山行となった。気温も低く天気もよかったが、残念ながら雪が少なく樹氷は付いていなかった。また出直しだ。

 今回は木和田尾根から上がることにする。御池岳の北東斜面の雪は固まっているとの判断で、累積標高差よりも最短距離を選択する。
 登山口となる山口には、県境稜線の白瀬峠への登山口となっている。そしてご存じのように、ここは狩猟のための基地となっている。この日も何台かの犬の檻を乗せた軽トラックがあり、ドラム缶のたき火がまだ燃えていた。谷に追い込んで猟が行われるので、この時期は不用意に谷に降りてはいけないということだ。気温は低いが空気が乾燥しているのでそれ程寒さは感じない。アイゼンとスノーニューを装備に入れて入山する。


山口登山口

登山者は他府県ナンバーの車一台と、後続の単独男性一人。週末ごとに賑わう藤原岳とは様子が違う。今日の行程は、累積標高が+1300mほどになる。ペース配分を少し長めにする気持ちで歩き始めた。植林の谷を抜けて二次林の明るい樹林に入る。天気がよく雪もないので、初春を思わせる雰囲気だ。尾根に乗ったところで一休み。すると後続の愛知県から見えた単独男性の登山者が追いついてきた。私のHPをよく見ているという方で、これ以後行動を共にした。

 坂本谷分岐からコースに少し雪がつき始めた。気温が低くよく凍っている。ざくざくと雪面を踏んで進む。斜面では足を取られないように注意を払う。登りにさしかかる手前で面倒でもアイゼンを装着。やはりアイゼンをつけると足下がしっかりとして、安定感があり安心できる。グイグイと登って白瀬峠に立つ。ほとんど夏のコースタイムで登ることができた。ハリマオさん作の案内版が傾いていたので修正する。この案内板は設置され3年ほど経過し、少し風格だ出てきたようだ。できればぶら下げてある銅線をもう少し太いものにした方がよさそうだ。


ブナ林

さて峠からはそのまま真の谷に下りて、そのまままっすぐにテーブルランドにはい上がる方が最短だが、傾斜がきついので雪の状態によっては難渋することになる。予定よりも早く峠に立つことができたので時間的にもゆとりがある。テントサイトからP1241を目指すことにする。


真の谷テントサイト

積雪が多いときは真の谷の通過が道具なしではままならないが、どうも年末から雪が供給されてないようで、容易に通過できた。さてここから300mの登りになる。雪が堅く、アイゼンを効かせながらグイグイ高度を上げていく。上部の石灰岩地帯に入るとあちこちに、落とし穴があり歩きにくくなってくる。振り向くと高度感のある展望が広がり、登りの達成感が徐々に増してくる。


正面は藤原岳

気温が低いので樹氷付いていないかと、淡い期待を持っていたが、残念ながら付いていなかった。雪の少ないこと、樹氷がないことは想定内だったが、この様子を目の当たりにすると、少しがっくりとくる。まあしかし、テーブルランドまでやってきたという達成感のようなものはある。南峰まで行って昼食とする。カップヌードルとおにぎり1個。最近これが定番となってきている。野菜をたっぷりと入れた袋ラーメンが長く続いていたが、最近はどんどんとシンプルになり、簡単に済ませるものになってきてしまった。同行している方もチキンラーメンのようだった。


左から息吹山、能郷白山、白山

雪も少なく樹氷もないが、展望は大変よかった。伊吹山もやはり雪がないようだが、能郷白山や白山は真っ白になっている。このまま雪が降らなければ、能郷白山あたりまで遠征しようかと思った。


琵琶湖方面の展望も良好だ


ボタンブチ


南峰からの展望

東のボタンブチ付近まで歩き、テーブルランドを後にする。真の谷まで降下し、白瀬峠まで登り返す。標高差は150m程だが、行程の終盤なので疲労が蓄積し足がだるい。14時40分に白瀬峠に登り着いた。後は下るのみだが念のために、坂本谷分岐までアイゼンを装着することにする。順調に下って16時10分に登山口着。以上


残念ながら、青のドリーネもこんな様子だ


青空はあるのだが


白瀬峠

 

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