2008年1月14日 藤原岳(鈴鹿) |
■藤原岳(鈴鹿)1140m 2008年1月14日 No.435 隊長、うさぎ 3拍子揃うと樹氷の写真をものにできるが,残念ながら今年3度目も駄目だった。3拍子とは,仕事が休みに週末に,積雪があって,気温が下がり,気に樹氷がついて,青空に恵まれることだ。細かく言えば,3拍子ではなく5つの条件がそろわないといけないようだ。アイゼン,スノーシュー,厳冬期用のウエアを装備して,勇んで藤原を目指したが,山並が近付くにつれて,雪のなさに嘆き節。モチベーションが下がり,御在所あたりで手を打って,早く下山しようとも思ったが,淡い期待を持て予定通り藤原へ向かった。 いつものように大貝戸登山口の駐車場に車を入れる。前後して何組かの登山者が登り始めていた。好天で風もなく,早春を思わせる日差しだが,気温はかなり低い。雪解けでぬかるんだところは凍結しているが,積雪もなく歩きやすい。体が温まり2合目あたりで温度調節をし,4合目まで上がり小休止。5合目あたりは日当たりが良いので,汗が流れ始めてきた。少しペースを上げて8合目までがんばる。このあたりまでくると積雪があるが,スパッツなどは必要ない。溶けた雪ががちがちに凍りついているので,アイゼンがあると安心できる。花もなく樹氷もなく,とりたてて見るものはないが,明るく開放的な登山道歩きは気持ちがいいものだ。 避難小屋前も雪がない。昼までにはまだ少し時間があるので,小屋には入らずにまずは山頂に行くことにする。風も少なく穏やかな山頂で昼にする。お湯を沸かしてカップめんとおにぎりの質素なメニューだ。猟犬の鳴き声が谷に響いていたが,どうやらそのうちに2頭が山頂までやってきた。よく躾されているようで,騒いだりせずおとなしい。なぜ山頂まで登ってきたのかわからない。首輪にアンテナがついていて,電波でも出しているのだろうか。首輪には飼い主の携帯番号まで書いてあった。おやつのお裾分けをおいしそうに食べていた。
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