最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

2008年1月2日 藤原岳(鈴鹿)

 

藤原岳(鈴鹿)2008年1月2日 No.432 隊長

大貝戸登山口(9:20)〜避難小屋(11:40)昼食(12:20)〜天狗岩(13:10)〜避難小屋(14:10)〜大貝戸登山口(15:40) カメラ α700 レンズ vario sonnar16-80mm

2008年が始まった。年末が慌ただしかったので、気持ちをスイッチすることもなく、2007年の継続のような気分だ。岐阜県の山間部は大雪だったようで、槍平で雪崩事故があったようだ。今年は南岳から槍平に降り、小屋でラーメンを食べたことを思い出す。あそこで雪崩が起きるとは想定外だったと思う。ただ飛騨側の斜面はかなりの角度で谷に落ちているので、斜面の雪が一気に雪崩れたのだろう。寒気が入っているが三重県の平野部は天気がよい。ただし北部山間部は特別だ。それを期待して藤原岳を目指した。

登りはじめは雪のある藤原岳へ。山頂の往復程度を考えていたので朝は、自宅7時30分の遅いスタートで、登山口に大貝戸へは9時過ぎに到着した。山が近づくにつれてフロントガラスに雨が当たってきた。時折青空が覗くものの、黒いどんよりとした雨雲が流れ込んできている。駐車場は新春の登山を楽しむ登山者の車で、ほぼ満車になっていた。装備を整え歩き出す。

避難小屋までならトレースがしっかりとしていそうなので、スノーシューは必要なさそうだ。しかし、山頂もしくわ天狗岩、あるいは木和田からの下山を考えると、必要になってくる。とりあえず、アイゼンとスノーシューを装備する。荷は重くなるがテント装備に比べると、と思うと気が楽だ。神社の参道に入るとすぐに、木に積もった雪が風にあおられて落ちてくるので、パーカを羽織る。


4合目付近

4合目までくると十数センチほどの積雪になり、冬山らしくなってくる。温度調節のためにパーカの下のフリースを脱ぐ。アンダーとパーカだけで十分だ。木和田までのスノーシューハイクを視野に入れているので、スタミナを温存するためにペースは押さえ気味で歩く。時折日が差してくるが、どうやら青空や樹氷は望めそうになさそうだ。昨年末に購入したα700のインプレッションも兼ねているが、単調な雪景色に創作意欲が湧いてこない。


7合目にはまだ、まゆみが赤い実を残していた

9合目で少し雲が切れ、養老山系が一望できた。ここまでくると積雪が膝下あたりまできているが、トレースに助けられて歩きやすい。気温は0度付近だが、あまり踏まれていないので、アイゼンも必要がない。最後の急坂をしのぎ避難小屋に到着した。ペースを落としたのと、雪で歩きにくかった分、所要時間がいつもより30分ほどオーバーしてしまった。とりあえず小屋に入り昼食とする。小屋は満員盛況で活気がある。おにぎり一個とカップ麺で簡単に済ませる。


9合目からの展望


藤原岳避難小屋

小屋を出てスノーシューを装着。天狗方面へ向かった足跡が一人分ある。縦走するかどうか判断できないまま、とりあえずは天狗岩を目指すことにする。風さらしの丘は雪が飛ばされ、歩きやすいが、樹林にはいると膝付近まで積雪があり、スノーシューが威力を発揮してくれる。昨年買い換えたものだが、軽くてしっかりとしていて歩きやすい。といっても全身に負荷がかかってくるので、体力を消耗する。


天狗岩

約50分を要して天狗岩到着。天狗岩までは誰も踏み入れた形跡がない。真新しい雪面にスノーシューで、トレースをつけながら歩くのも悪くはない。断続的に雪が降っているので遠望は効かない。雲の切れ間をねらってかろうじて展望丘まで視界が得られる。天狗岩でしばらく、青空が覗くのを待ってみたが、益々雪が降ってきたので断念する。木和田下山も考えたが車の回収が面倒なので来た道を戻ることにした。


天狗岩から展望丘を望む


天狗岩

 

2008年1月2日 Copyright (C) 2008 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home