2007年11月3日4日 鈴鹿幕営 イブネ、雨乞、国見(鈴鹿) |
■入道が岳(鈴鹿)2007年12月9日(日) No.430 りんちゃん、隊長 プチプチとみぞれの粒が頬にあたる。樹林の急坂をやりすごし笹原に出ると、まともに風をうけることになる。太平洋側の平野部は晴れの予報だったが、山は冬の様相を呈していた。初冬の鎌尾根を静かに歩くつもりだったが、駐車場で足早に流れる雨雲を見あげ、コースを変えることにした。入道ガ岳は県境稜線から東に張り出しているので、多少なりとも条件がいいだろうとの判断だった。 山にシーズンオフはないが、春夏秋と活発に動き回っていたのでこの時期は、少しモチベーションが下がる季節でもある。仕事以外にたくさんの事があって、山へ入る時間が圧迫されているが、何とか都合をつけて出かけた。今日は朝から寒気が入り込み始めているので、黒っぽい低層雲が流れている。鈴鹿の主脈はガスに隠れているが、東に張り出した入道と雲母はそれを逃れている。 花もなく、雪もなく、紅葉もなく、拠り所のない山歩きだが、急坂で体に負荷がかかり始めると、日頃の雑念が頭から消えて行くようだ。ぐいぐいと登って笹原に出た。プチプチとみぞれの粒が頬にあたる。展望がないので山頂をあきらめ、風を避けるために奥の宮に向かった。 奥の宮で時計を見るとまだ10時を少し過ぎたところだった。昼食にはまだ早く、このまま引き返すのもおもしろくないので、イワクラ尾根を少し歩いて、奥の沢を降りることにする。過去に2度ほどこのコースを通っているが、やせた尾根であることと、特徴的な石仏があることが印象に残っている。やせ尾根で小さなアップダウンがあるので歩きにくいコースだ。途中、大岩コースをきたという「たろー」さんグループと行き交う。皆さん夏場は高山に出かけているが、この時期になると鈴鹿に収束してくるので、知っている人と出会う確率が高くなってくる。
仏石の磐座(いわくら)を過ぎて少し高度を下げていると、奥の沢と大岩分岐になる。奥の沢コースは通報ポイントの道標ははっきりとしているが、踏み後や目印が少なく、あまり歩かれていないようだ。水があり二次林の明るい谷を30分降りると林道に出る。ここでちょうどお昼の時間になったので一休みすることにする。登山者がひとり林道を歩いて登っていった。 登山口から林道を少下ると、水沢峠分岐がある。以前は古い道標しかなかったが、立派な道標が立てたれていた。30分歩いて駐車場に戻った。
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2007年12月9日 Copyright (C) 2007 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |