最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

2007年10月28日 鎌ガ岳(鈴鹿)

 

 

鎌ガ岳(鈴鹿)2007年10月28日 No.427 隊長、うさぎ
〜今年は鈴鹿も紅葉がいようだ。日没間際の鎌ガ岳を訪ねる〜
武平峠(15:30)〜鎌ガ岳〜武平峠(18:30)
鈴鹿の紅葉の便りが届き始めているが、昨日は仕事、今日は14:30まで打ち合わせがあったので、山へ入るには時間的にかなり無理があった。しかし紅葉のいい時期は待ったなしなので、日没間際でもいいのでとにかく山に入ることにした。今年は暑い夏が続き、秋になっても冷え込みがなかったので、紅葉はあまり期待していなかったわけだが、鎌尾根から見る限り、かなりいい年だと思う。日没間近のためにいいところは日陰になり撮影ができなかったのが残念だった。


 紅葉前線が雪に追われながら降下し、標高1000m前後が見ごろとなってきた。しばらく鈴鹿から離れていたが、これからは鈴鹿がメインになってくる。夏の高温と秋の冷え込み不足で、紅葉はあまり期待していなかったが、今年はいいらしいという情報が舞い込んでくる。今週末は鈴鹿のどこかへと思っていたが、時間が取れなかったので武平から鎌ケ岳を往復してみた。
 御在所岳は登山シーズンということもあって、相変わらず路肩駐車が目立つ。時間が遅いので武平峠に駐車スペースが容易に見つかった。準備をして出発したのはすでに15時30分を過ぎていた。ここから山頂までの所要時間は普通に歩いて1時間ほどだ。道路から峠に上がり稜線を鎌ガ岳に向かう。色付き始めた白文字やシロヤシオが実に鮮やかだ。日が傾き始めているがまだまだ残照があり、色づき始めている葉が目につく。しかしのんびりと愛でながら歩いている時間的なゆとりはない。夕暮れ時に撮影が目的だが、とにかく、残照があるうちに山頂まで行きたい。

 下山者のグループのリーダーが怪訝そうな顔で「気を付けてください」と話しかけてきた。こんな時間から登るのは常識はずれなのかもしれない。ひたすら登って山頂に立つ。するとカメラマンがひとり岩場でシャッターチャンスを狙っていた。同じ狙いの人もいるものだ。前線通過後は空気の透明度が高く遠望が期待できるが、午後になり少し気温が上がりすぎたせいか少し靄がかかり始めている。

 本谷上空でヘリがホバリングしている。撮影にしては長すぎる。遭難救助の予感がしたが、翌日の新聞を見てそうだったとわかった。本谷で下山したところ、不動の滝あたりで20m滑落したようだ。

何とか日没までに山頂に立つことができたが、すでに長石谷は陰っていたのが残念だった。だけど鎌尾根の紅葉もなかなかのもので、西日を浴びた情景がなんともいい感じだった。日没を山頂で迎えるのもなかなか雰囲気がいい。御在所側の撮影を済ませて鎌尾根側から日没を待つことにした。


鎌尾根


日没

 日没後10分ほどで今度は夜景が見られ始める。三脚にカメラをセットし、手ぶれ補正もオフにして、露出はカメラ任せ。夕方から少しもやが出始めたので、夜景を和らげてくれているようだ。30分ほど撮影し峠に降りる。


山頂からか? 風に乗って「蛍の光」が聞こえてきた

 

 

2007年10月28日 Copyright (C) 2007 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home