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2007年5月20日 鎌尾根(鈴鹿)

 

鎌ケ岳(鈴鹿)2007年5月23日 No.409 隊長、うさぎ
 〜 鎌が岳、新緑の山肌に、シャクナゲの紅色が映える 〜
武平峠駐車場(8:15)〜鎌ケ岳〜三口谷コース〜三口谷〜県境稜線〜武平峠駐車場(12:30)

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 鈴鹿の山は今、シロヤシオとシャクナゲが花盛りだ。先週、鎌尾根の稜線で見た花が印象深く心に残った。花が身ごろを向かえる期間は限られていいるので、年に1回か2回のチャンスしかない。山行前から、週末の天気予報に一喜一憂するのも、花への期待が高いからだと思う。「シャクナゲは今年はどうも」という、大方の予測を裏切って、今年は花をたくさんつけてくれた。年に一度のチャンスなので、山域選びにも苦慮するわけだが、やはりどうしても実績のある山に偏ってしまう。
 今日は少し時間ができたので、武平峠から鎌が岳を周遊してみた。平日とあって、武平峠の駐車場は閑散としていた。新緑の森を駆け抜ける風は実にさわやか。うぐいすの声を聞きながら徐々に高度をあげていく。今年のシロヤシオもまずまずだが、花付きの良い木とそうでない木の格差が大きい。

いったいこのコースは今までに何回あるいたことか、新緑のトンネルを徐々に高度を上げていく。中間地点に見晴らしのよい岩場があるが、この岩場には誰しもが立ち寄りたいと思うだろう。特にこんな天気のよい日には、鎌の勇姿をいい角度出仰ぎ見ることができる、絶好のビューポイントだ。シロヤシオと絡めて鎌を取りたかったが、残念ながらこのあたりには花付のよい木がなかった。ここを過ぎ、少し歩くとガレ場に出る。ここは三口谷の源頭部にあたり、登山道の分岐点にもなっているが、ここを下っていく登山者は少ない。


イワカガミ

 今回のわれわれは、鎌が岳の山頂から三口谷コースで谷に下りて、この源部へ登り返した。
 さてここからは山頂に向かってぐいぐいと登っていく。タテヤマリンドウがまだ花を咲かせていた。シャクナゲが気になり谷を覗き込む。予想以上の花付に感激する。望遠レンズで何枚か撮影したが、やはり谷筋まで降りていきたいところだ。山頂でしばらく展望を楽しむ。山頂付近のシロヤシオはまだつぼみだ。今週末あたりが見頃を迎えるだろう。


鎌尾根


雨乞岳 綿向山

 三口谷コースへ降りる。少し降りた所に大きなぶなの木があり、その傍らにシャクナゲが群れて咲いている。花付のよい年には、温泉街からでも赤く見えるほどの群生だ。笹を分けてよい撮影場所を探す。シャクナゲの下にもぐりこんでも駄目なので、登りやすい木に登って撮影した。
 その後、谷まで降りて昼食休憩にした。イワカガミが群生し、きれいだった。


シロヤシオ


ブナ


ブナの大木とホンシャクナゲ

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