2007年4月8日 藤原岳(鈴鹿) |
■藤原岳(鈴鹿)2007年4月8日No.402 隊長 ここのところ藤原山行が続いているので、今回は伊吹山にと思ったが、「初志貫徹」。今年の春はこの一山にすることにした。以前、花の山旅執筆のための取材では、この山に何度となく通っていたが、6週続けるのはそれ以来である。その山の花を知るには、やはり足繁く通うことになるだろう。今回は山上台地散策のための時間を捻出するために、8合目までは一般登山道を利用させてもらった。やはり道がいいので、楽して登ることができる。今回もバリエーションをとったので、コースの詳細は記述せず、花の状況を書くことにする。 ページ1 ページ2 まず山麓だが、ニリンソウがボチボチ咲き始めている。これから山頂を目指して咲き上がっていくだろう。タチツボスミレは盛りを過ぎようとしているが、登山道の8合目くらいまでならどこでも見られるので、慌ててカメラを構えなくてもいいだろう。新顔として、ムラサキケマンが咲き出した。珍しい花でもないが、先週はなかったので季節の移り変わりが感じられる。樹林に入るとミヤマカタバミがよく咲いていた。4合目を過ぎると、シハイスミレが花期を迎えている。これも普通に見られる花だが、茶褐色の落ち葉の中で目立っている。3合目手前でミノコバイモをひと株見つけたが、花が終わっていた。5合目あたりでカタクリの状況を見たかったが、これはパスして、まずは8合目まで休まずに上がる。 あまりにも桜がきれいだったので、ちょっと両ケ池で道くさした。どうだろう、8分咲きかな。
石灰岩質土壌の土地でよく見かける。山に行かなくても見られるが、オダマキの仲間だから興味が引かれる。小さくて50mmマクロでやっとこの大きさ。小さすぎておそらく誰の目にもとまらないだろう。 小さいけど中をのぞき込むと、なるほどオダマキだ。 フクジュソウといい、このバイケイソウもそうだが、この時期に芽を出す花を毒をもっているものが多い。もし食に適したものなら 8合目はいつものように賑わっていた。樹林を駆け抜ける風は、まだまだひんやりとしていて、腰を下ろすと直ぐに汗が引いていった。日当たりのよい所でヒロハアマナが咲き始めている。お目当てのキクザキイチゲは咲いていないかと少し散策してみると、白い株を一輪だけ見つけることができたが、まだ花柄は起きておらず、花も開いていなかったのでパスした。セリバオウレンとスハマソウは少し花期が過ぎようとしている。カタクリの葉も少しで始めているが、花をつけるのは4月下旬まで待たなければならない。ヒトリシズカとミノコバイモを探したが見つからない。9合目でやっと見つけたがまだ出始めで被写体にならず。
ミノコバイモが花を開いたところらしい。花柄が短いので横向きに開いて、花の中に昨夜の雨が溜まっていた。 ページ1 ページ2
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