2007年2月18日 木和田尾根 坂本谷源頭 藤原、鈴鹿 |
■木和田尾根(藤原、鈴鹿)2007年2月18日 No.394 隊長 時間節約のためにコンビニで買ったおにぎりをほおばりながら山口に向かう。光に敏感な花だけに、谷筋が陰り始める前に登りたい。定点撮影のために両ケ池に立ち寄る。前線通過後の北西の風にのって、雲が鈴鹿山脈を乗り越そうとしている。おそらく山頂部は強風が吹き荒れ、ガスでないの見えないだろう。天候はどうあれ、坂本谷の源頭部が晴れていればいいわけだ。雲は多いが天候は回復に向かっているので期待できそうだ。 ダイアリーにも書いたが、藤原岳が「花の百名山」(田中澄江)で福寿草の山として紹介されている訳ではないが、福寿草の咲く頃の藤原岳周辺は、やはり特別視してしまうほどの存在感がある。福寿草など、藤原でなくても見られるわけだが、されで藤原の福寿草である。 12時過ぎに白瀬峠登山口に到着した。今日は天候の回復は見込めたものの、昨夜からしっかりと雨が降っていたので、山行を見合わせた登山者も多かったことだろう。車は2台駐まっているのみ、ちょっと寂しいかな。ましてやこの時間から登る登山者は少ないだろう。準備を済ませ早速歩き始める。前線が通過した直後だが、あまり気温は下がっていないようで、この時期としては暖かいほうだ。植林の薄暗い谷を半分ほど登ると汗ばんできた。一気に谷の上部まで登り切る。いつものようにそのままP647まで登ろうかとも思ったが、足下のしっかりとしている登山道の方が結果的には早いだろうと判断する。標高差550mを一気に登る。所要時間50分。まずまずのタイムだ。この時期はまだまだ残雪が多いが、今年はもうほとんど消えている。雪解けを追いかけるように咲き始める福寿草のこと、咲き始めて当然だろう。時折流れ雲に日差しがとぎれるが、光的にはなかなか面白い条件が整っている。しかし昨夜の雨で花が痛んでいるものが多いのは残念だった。器量のいいかわいい娘を探してレンズを向ける。 ひととおり撮影が終わり、腰を遅してひと休み。時間にゆとりがあれば、じっくりと撮影を楽しめるところだが、そうもいかない。お湯を沸かして「どんべい」を食べる。谷が少し陰り始めたので本日はここまで。一気に山道を下る。
|
2007年2月18日 Copyright (C) 2007 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |