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2007年1月8日 樹氷の三峰山へ

 

三峰山、平倉峰(飯高の山)2007年1月8日 No.391 隊長
福本からゆりわれコースピストン ゆりわれ登山口(8:45)〜八丁平(10:20)〜散策〜三峰山1235m(10:35)〜平倉峰1222m(11:18)〜(11:50)三峰山で昼(12:40)〜撮影〜ゆりわれ(13:15)〜登山口(14:05)

一昨年、集中的に台高や飯高の山を歩いたので、その反動で昨年は足を運ぶ機会が少なかった。特に三峰山に関しては、樹氷の撮影においては4連敗を喫していたので、昨年は特に敬遠をしたのは確かだ。低気圧の通過で昨日から日本列島は大荒れになっていたが、本日は天候が回復に向かいそうだったので、少しでも天候の良い三峰山に照準を合わせた。八丁平に立つと、上空を黒い雪雲が足早に流れていく。樹氷はついているが、ブルーのカンバスと光がない。アングルと構図だけは勝負にならない。撮影はさておいて、久し振りに三峰山まできたので、平倉峰まで歩いてみることにした。・・・・


ゆりわれコース上部にて、帰り際に天が微笑みました

 4WDのランプが点滅している。林道の積雪はほとんどなかったが、昨日の雪が凍結して滑りやすくなっているので、タイヤが空転すると間髪入れずに4WDがオンになる。普段は何も気にせずに走っているが、このときばかりは、4WDが頼もしい。自宅を出て2時間で、ゆりわれ登山口に到着した。三重県側の主な登山道は、福本、ゆりわれ、月出の3コースがあり、いずれもこの林道に登山口が設けられている。今回も樹氷の撮影が目的なので、最短のゆりわれから山頂を目指した。
 登山口を8時45分に登り始める。先客は駐車場で準備をしていた男性二人組だ。登山口の積雪は数センチほどか。昨日は大荒れの天気で、三重県北部では平野部でも積雪があったので、スノーシュート、アイゼンは準備してきたが、三重県南部の積雪はそれほどでもないようだ。このコースも例に漏れず、植林帯から始まるので、面白味に欠ける。風が出ているので、アルプス用のアウターを着て歩き始めたが、スメール展望のあたりで体温調節のためにアウターを脱ぐ。このあたりから植林帯を抜けて、二次林の明るい登山道となる。積雪は徐々に増してきたが、スノーシューをつけるまでもない。樹木には和名を示すタグ(クリックする)がくくりつけられているので、ひとつずつ確認しながら歩くのも面白い。
 ジグザグの道はゆりわれの上部まで続くが、そこからは平坦なコースになり八丁平へと至る。積雪は重数センチほどか。スノーシューの出番なしか。樹氷はしっかりとついているので、これで青空さえ覗けばいいのだが、上空を見上げると黒い雪雲が流れている。時折薄日が差してくるが、撮影の条件にはならない。まずは山頂を踏んで平倉峰まで行き時間稼ぎをして、天候を回復を待つことにする。山頂には3組ほどの先客がいたが、室生方面の展望もすぐれないので、そのまま平倉峰への稜線に踏み出す。すぐ先を行くご夫婦の踏み後があるだけだ。スノーシューをはくまでもないが、ここまで担ぎ上げてきたので、使うことにする。なるべく雪の深そうな所を選んで歩く。初めて歩く稜線なので興味深い。ブナの多い二次林の稜線はなかなか雰囲気が良さそうだ。最初は緩やかに下り、徐々に尾根がやせてきて少し登り返すと平倉峰1222mの山頂の到着した。室生側(北側)の展望は開けているが、南側は植林になっているので、これは見なかったことにしよう。結局このときが最も天候が悪く、展望が悪い。風も強まってきたので早々にUターンして、三峰山に戻り昼食にする。往復1時間ほどの行程だろう。


三峰ー平倉の稜線の樹氷


平倉峰 1222m


三峰山に戻り、風を避けて昼食にする。時間もあることだし、ツェルトでも張って、中で寝転がろうとおもったが、マットを忘れてきたので、却下。野菜たっぷりのラーメンを作る。冬場は特にそうだが、低温下でも火力が衰えないガソリンコンロは頼もしい。ラーメンを作った後も、暖を取るためにつけっぱなしにする。食べ終えた頃に、少しずつ天候の回復の兆しが。時折青空が覗いている。今がチャンス戸ばかりに急いで片付けて、八丁平らに降りる。2,3人のカメラマンが青空のチャンスをうかがっているので、それ加わる。もう少し青空が出て欲しかったが、文句は言えない。もうすこし粘ろうと思ったが、西の空がまた黒くなってきたので、頃合いをみて退散することした。


八丁平


八丁平


八丁平


八丁平


八丁平


八丁平

八丁平を後にして、ゆりわれの上部まで来ると、またまた青空が。もう一度戻ろうかと思ったが、見上げるとすばらしい被写体があった。最後に天が微笑んでくれたようだ。ラッキー!


樹氷のカンバスはやはり青空でしょう!


上部には唐松(左)の植林がある

 

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