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2006年5月3日 ハライド、青岳、武平峠(鈴鹿)


2006年5月3日 ハライド、青岳、武平峠(鈴鹿) No.365 隊長、うさぎ

パート1
朝明キャンプ場(8:30)〜腰越峠〜ハライド(10:00)〜腰越峠〜(11:40)青岳(12:20)〜根の平峠(13:10)〜朝明キャンプ場(14:00)
パート2
武平峠(14:30)〜峠尾根の途中〜武平峠(15:45)

今年はアカヤシオの開花が遅れていて、先日は鎌ケ岳で空振りに終わった。リベンジの意味もあり、昨年同様にハライドからヤシオ尾根で挽回を図ったが、やはり開花は数日遅れているようで、途中で作戦を変更して奇妙な山行となった。

まさしく五月晴れの好天に恵まれて、絶好の山日和となった。アカヤシオの開花が遅れていることはわかっていたが、この時期はやはりアカヤシオを中心に山行を考えたい。メインとなるのは、鎌ケ岳、御在所岳、国見岳であるが、どうしても昨年の印象が尾を引いているので、ハライド、国見に足が向いてしまった。花の時期はそれほど長くないし、休みと天候などの条件を考えるとワンチャンスとなるので、どうしても冒険を犯したくない心境となる。
8時過ぎに朝明の駐車場に到着したが、すでに半分ほど車で埋まっていた。しっかりと料金500円を支払う。準備を済ませ、まずは腰越峠を目指す。最近は案内の標識もしっかりとしてきたので、迷うこともないだろう。ハライドまでの標高差は500mほどなので、それほど時間はかからないが、谷は深く落石には注意が必要だ。堰堤がいくつもあるが、大きく高巻く箇所はない。高度をあげるにつれて背後に釈迦ヶ岳が見えてくる。谷の上部ではミツバツツジが多い。両側に岩壁がせまり、アカヤシオが色を添えてくれるので見応えがある。


クロモジ


ミツバツツジ

谷を抜けて峠に登りつく。大陸の移動性高気圧にすっぽりと覆われているので、空気が乾燥していて実にさわやかだ。流した汗もすぐに乾き、むしろ肌寒さを感じるくらいだ。峠に荷物をデポしてハライドを往復することにする。少し登ったところで上を見上げると、どこかで見た容貌の人が降りてくる。こうたろうさんだ。スタートが少し早かったようだが、同じコースを回るらしい。我々はとりあえずハライドに立つことにする。

本日は空気の透明度もあり、展望は抜群だ。それでこの山域のアカヤシオの咲き具合も一目瞭然に把握でき、標高1000m付近がやっと咲き出したところだ。ということは、このコースのメインとなる稜線のアカヤシオは、まだ咲いていないということになる。期待が心の中に花を咲かせていたが、自然の法則はそう簡単には変わらない。尾根のアカヤシオの見頃は、今年に関しては今日から数日後になるだろう。しかし、昨年と比べると花付きはよくないが、900m付近のアカヤシオはよく咲いている。昨年のこの時期はハライドのアカヤシオは終わっていたが、今年は今が見頃だ。

 


こぶし


峠道から鎌ケ岳

 


2006年5月3日