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2006年4月1日 御在所岳(鈴鹿)

 

2006年4月1日 御在所岳 No.360 自然教室の下見 5人

蒼滝駐車場(8:05)〜蒼滝(8:11)〜旧スカイライン裏道登山口(8:27)〜日向小屋(8:40)小休止〜藤内小屋(9:04)小休止〜6合目(9:56)〜7合目(10:16)〜8合目国見峠(10:28)〜9合目(10:46)〜(11:55)山頂(11:25)〜ロープウェイ山上駅(11:33)〜ロープウェイ湯の山温泉駅(11:45)

 鈴鹿の山は冬に逆戻り。昨日の寒波である程度の積雪が予想されたが、春の移動性高気圧にすっぽりと覆われたので、5月の登山に備えて下見を決行した。雪の照り返しでまぶしくて、涙が出るほどだった。日ごとに強さを増してきた紫外線で、お風呂から上がるとほおが火照っていた。

旧スカイライン裏道登山口から登り始めるつもりだったが、予想外の積雪のために通行止めになっていたので、やむなく蒼滝下の無料駐車場からの出発となった。昨日の寒波襲来の影響か、登山者の車は2,3台だった。蒼滝を見物してから、旧スカイライン裏道登山口まで上がる。


蒼滝

イワウチワの花を期待したが、開花している株はなく、思わぬ雪につぼみが堅そうに見えた。登山口を入ると積雪があり、イワウチワが咲く日当たりのよい斜面も雪をかぶっていて、花芽の状況を確かめることもできなかった。景色は冬山そのものだが、漂う空気や光の強さは春そのものである。


雪をかぶったイワウチワの花芽

登山口から約10分で日向小屋、それから約15分で藤内小屋に到着できる。急登が始まるまでのウォーミングアップにちょうどいい行程で、渓流沿いに進む登山道は変化があって何度歩いても飽きない。水場の位置の確認と、当日の小屋トイレ利用の許可をもらう。ひと汗かいて藤内小屋のベンチに座り一息入れる。伊勢平野は霞のかかったような空気に包まれているが、四日市市街や伊勢湾が一望でき、登山経験の少ない人たちから歓声があがる。週末はいつも山にいるものにとっては見慣れた景色だが、何年かぶりに見る景色に感激している様子を見て、改めて登山のすばらしさが実感できた。


ショウジョウバカマ


藤内小屋

危険箇所や迷い込みやすい谷筋を確認しながら国見峠を目指す。6合目を過ぎてからは徐々に積雪が増し、トレースがあるので歩きやすいが、初心者にとっては初体験で、驚いた様子だった。背景に展望が開けてくると峠は近い。程なくして峠に到着した。国見方面、愛知川方面のトレースはなし。しかし山頂に向かう登山道はよく踏まれていて歩きやすい。山上からは、子供たちの雪遊びの歓声が聞こえてくる。


御池岳テーブルランドの白さが目立つ、先週のテント泊を思い起こす


山上のスキー場は閑散としていた


山上公園でひと休み

風も苦にならず、穏やかな山上の公園で、1時間ほどの休憩を取った。お湯を沸かしインスタントコーヒーを作る。おいしいおいしいと喜んでもらった。帰路はロープウェイを利用する。


鎌ケ岳


ロープウェイから見る岩場

 

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