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2005_11_13 愛知川(鈴鹿)

 

愛知川(鈴鹿)2005年11月13日 No.348 隊長

愛知川の 流れに映る 紅葉に 岸辺に座り 時は過ぎゆく


朝明〜羽鳥峰〜ヒロ沢出合〜お金峠〜P874〜大瀞〜タケ谷〜根平峠〜朝明(8:20〜16:00)

鈴鹿の紅葉の便りが届きだしたと思ったら、一気に稜線を駆け下りてきた。先週の鎌ケ岳は、稜線の紅葉がすでに終わっていたので、今週は仙ケ岳あたりかなと思ったが、しばらくこの時期に愛知川を歩いていなかったので、歩くことにした。もともと、谷よりも尾根歩きが好きだが、この時期の愛知川は見逃せない。 PDF版はこちらです

朝早く起きて、あちこと寄り道しながらのんびりと歩きたいなと思っていたが、なかなか朝早くは起きることができなかった。朝明の駐車場に到着したのが8時半頃だった。間髪入れずに料金の徴収に来た。駐車場はほど半分ほど詰まっているが、今日は絶好の日和なので人出が予想され、車を奥へ奥へとつめている。タクシーで登山口まで乗りつける登山者もあり、それに鈴鹿の登山基地としては好位置にあるので、結構な賑わいだ。
中峠を越えれば、愛知川へ最短距離で行けるが、最近歩いたので今回は羽鳥峰経由でヒロ沢に下りることにした。羽鳥峰までは変化の少ない林道歩きが退屈だが、この時期は紅葉が見頃になっていて、きょろきょろしながら歩いていたら気が付くと峠の手前まで来ていた。
残念ながら峠の紅葉はすでに終わっていたが、展望を楽しむ人たち、お昼を広げているグループ、テント泊装備の若者グループなど、色々な登山者が行き交っていた。今回はピークという、はっきりとした目標がなく、ルートも時間に応じて選べるので、どうしてもちんたら歩きになってしまう。


ヒロ沢出合

久しビリにヒロ沢に下りた。先客がひとり地図を広げている。目の覚めるほどの紅葉ではないが、時期的にはちょうどいい頃なのだろうか。ザックを下ろし撮影にかかる。もう昼前だが、太陽の高度が低く、谷の半分が日陰になっているので構図がとりにくい。撮影後、大瀞に向かう。大トロに下りて昼食にしようとも思ったが、まだ少し時間があるので少し道草をすることにした。近くにお金明神があるが、今回はちょっと変化をつけて、お金峠からP874あたりを彷徨うことにした。このあたりは尾根歩き派の本能というか、高い所に登らないと充実感が得られないのだろうか。少しばかり展望を期待したが、なにもなし。そのまま愛知川まで下り昼食にした。ここまではヒロ沢で一人の登山者と出会っただけだったが、この時間になると位置的にも何人かの山者と行き交った。

大トロまで行き、中峠を使って最短距離で帰ろうかとも思ったが、まだ少し時間のゆとりがあったので、そのまま上流を目指す。上流へ行くほど谷が浅くなり、谷へ下りての撮影がしやすくなる。撮影をしていると二人組の登山者に道を尋ねられた。「ここはワサビ谷ですか?」との問いに、「ここは愛知川の本流です」と答えた。つまり現在位置が分からなくなっている状態だ。オゾ谷を上がってから下りてきたそうだが、一旦方向を見失うと道迷いの原因になる。この愛知川では年に何度かは道迷いがおこっているようだ。

 

上水晶谷間で足を伸ばそうかとも思ったが、どうやら時間切れのようだ。愛知川を後にして根の平峠に向かった。

 

 

2005_11_13