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2005_03_26 鎌ケ岳(鈴鹿)

 

鎌尾根(鈴鹿)2005年11月5日 No.347 隊長
 武平峠から衝立岩を往復(14:00〜18:00)

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毎日、鎌ケ岳と御在所岳を見上げながら仕事をしているが、最近は近いようで遠い所になっている。紅葉も、先週あたりが見頃と踏んでいたが、仕事のために山に入れず。今週も日曜日は空けることができたが、どうやら天気が崩れそうだ。というわけで、午前中はバスケの審判をして、午後からの山行となった。湯ノ山街道に入ると、渋滞の列が御在所まで続いているようだ。今日は、中日新聞の朝刊一面に御在所岳の紅葉が紹介されていたから、ある程度の渋滞は覚悟をしていたが、いざ渋滞にはまると気ばかりが焦ってくる。復路はヘッデンの世話になるとは思っていたが、せめて日のあるうちに衝立岩までは行きたいと思った。

武平峠周辺の駐車場はどこも満車。トンネルを抜け滋賀側に出て、路肩に駐車をする。今日もデジイチと中判を持っているので、2週間ぶりということもあり、ザックとカメラバックが肩に食い込む。峠に出て、稜線を少し歩くと色づき具合が徐々にわかってきた。状況から判断すると、少し時期を逸したようだ。見頃は1000m以下で、稜線の紅葉はすでに見頃を過ぎていた。まあしかし、2週間ぶりの山なので日のあるうちに紅葉を楽しもうと先を急ぐ。この時間から登り始める登山者は他にはいないようだ。武平峠からだと1時間足らずで山頂に立てるので、高齢の登山者も多く見かける。何度も挨拶をしながら登り進んで山頂に立つ。下山の準備をしていた若者二人づれ以外は誰もいない。風もなく実に穏やかな山頂だ。今年は、厳冬期と新緑の頃に一度、それから夏の盛りに訓練のために2度ほど訪れている。しかしこの鎌ケ岳はよくお世話になる山で、今回で山行記が347回目になるが、記録前も含めると、この山の頂を何度踏んだことだろうか。山頂から見る限り、今年の紅葉は「優」ではないだろうか。山頂でのんびりと日没を待ってもいいかなと思ったが、衝立岩付近が気になっていたので、日のあるうちにそこまで行くことにする。まずは鎌尾根の末端に立ち、鎌尾根を見上げる。いつ見てもいい眺めだ。1000mの低山だが、決してアルプスに負けてはいない。何度見ても飽きない光景だ。残念ながら稜線の紅葉は終わりに近く、いくつかのポイントでファインダーを覗いてみたが、どうやら時期を逸してしまったようだ。アップダウンに汗を流し、とりあえずは衝立岩に立ってみる。もう遅い時間なので、もう誰もいないと思っていたが、男性登山者が2名、山談義に熱が入っている様子だった。このあたりも例年になくいい色になっているが、日没前のために赤のフィルターがかかり、鮮やかな色だ出せなかった。山頂で日没をと思っていたので、早々に引き返す。山頂に立つと、写真愛好者らしい若い男女二人が日没を待っている様子だ。まだ少し時間があるので、インスタント焼きそばを作って食べる。そうこうしているうちに日没だ。もう少し雲があった方が絵になるが、こればかりは思うようにはならない。何度も山頂を踏んでいるが、ここで日没を迎えるのははじめてだ。朝と夕はやはり絵になる。

 

 


岳峠


衝立岩で


衝立岩


日没直前の鎌ケ岳


山頂から日没を見る


菰野町、四日市の夜景

 

2005_11_05