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2005_08_07 伊吹山

 

伊吹山 2005年8月7日 No.337 隊長、うさぎ
  3合目(7:30)〜3合目(12:30)

シモツケソウが見頃を迎えているようなので伊吹山に出かけた。8月に入り天候が不安定になってきている。早朝は少し雨がぱらついたが、山頂では時折青空が覗いていた。3合目ではイベントがあり、若者のテントが所狭しと立ち並び、大音響が終日鳴り響いていた。夏のお祭り騒ぎも賑やかでいいが、花目当ての登山者に趣をそがれた感がある。シモツケソウは期待通り、登山者や観光客の目を楽しませていた。

この時期の伊吹山はシモツケソウ一色に染まる。白山の観光新道でもまとまって見られるが、これだけまとまって咲く山も珍しい。

7時過ぎに3合目に到着すると、すでにイベントが始まっていて、よく見ると所狭しとテントが張られ、若者で賑わっていた。落ち着いて花を見る気分にはならず、来る日を間違えたかと反省するが、引き返すわけにもいかない。ユウスゲを脇目に、早くこの喧噪から逃れたいと先を急ぐ。コオニユリや花の終わりかけたギボウシ、ハクサンフウロが目につくが、3合目では夏の花もほぼ終了の感がある。山頂を見上がるとガスに覆われているが、この季節これは有り難いことで、雨さえ降らなければいいだろう。夜行で登り日の出を見て下山する、何組かのグループが降りてきている。まだ朝が早いとはいえ、5合目まで来る頃には汗だくになっていた。一息入れて一気に山頂を目指す。目当ては群生するシモツケソウだ。高度を上げるつれて、シシウドが目立ち始める。今が盛りなのだろう。イブキジャコウソウの咲き残りに若干期待するが、名残も確認できなかった。「花の山旅」を持った人にうさぎが声をかけたようで、著者のサインを求められ、へたくそな時で本を汚すことになってしまった。何度か自分の本を持って歩く登山者を見かけたことがあるが、黙っていることにしていたが、今回はうさぎがしかけたので仕方がない。

例年と変わらない花が、登山道を飾っている。クサボタンが咲き始めている。これは秋の花の部類だなと重いながらふと足下を見ると、元気の良いシデシャジンが見つかった。この花はたくさん咲いていないのでカメラに納める。

つづく

 

2005_08_07