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2005_07_24,25 加賀白山

 

御在所岳、鎌ケ岳(鈴鹿)2005年7月31日 No.336 隊長

中道登山口(8:40)ー御在所岳ー武平峠ー鎌ケ岳ー三ツ口登山口ー御在所山の家(14:00)

夏はアルプスモードになっているので、鈴鹿の山がトレーニングの場になっている。今週は遠征ができなかったので、体力の維持のために鈴鹿の山に入った。この時期の鈴鹿は暑さとの戦いになる。御在所中道の登山口は、相変わらず登山者が多く、8時過ぎに到着すると路肩も含めてたくさんの車が並んでいた。

登山口から山頂を見上げると、ガスに隠れている。湿度が高く、汗を流すには条件が整っていることがなるが、耐えて登ることになりそうだ。しかし、目的がはっきりとしているので、歩くことに専念する。しかし、普段の習性から、足下の花が気になる。この時期、御在所には花が少ないが、それでもご当地のコモノギクなどあるので、それなりに楽しめる。ノギランが花期を迎えていて、登山道脇では普通に見られる。地味な花で、この花に気づく登山者は少ないようだ。


ノギラン


地蔵岩

地蔵岩あたりまで来ると、体がこの過酷な環境に慣れてきたのか、少し楽になってきた。標高はそれほど高くはないが、それでも地上と比べると気温は低いようだ。木陰にはいると涼しい風が通り抜けていく。この時期、涼風ほどありがたいものはない。お目当てのコモノギクが咲き始めていた。登山道に咲いているので、少し花が痛んでいるのが残念だ。コキンレイカも所々で見られる。


コモノギク


キレットのケルンとロープウェイ

キレットを越えて、一気に岩峰帯まで登る。もう少しで山頂だが、ガスの中、谷から登ってくる涼風が心地よい。しばらく岩に腰掛けて休憩する。


中道登山道の岩峰帯

山頂は、涼を求めてロープウェイで上がってきた家族連れで賑わっていた。ガスに包まれて展望はない。あじさいはこんな日が似合うのか、遊歩道のあちらこちらで色鮮やかに花を開いていた。少し空腹を覚えたので、遊歩道脇でおにぎり一個とバナナ一個を食べる。


山頂公園のあじさい


コキンレイカ

一気に武平峠に下り、鎌ケ岳へと登り返す。実は、この登り返しが重要だ。縦走路の場合、何度も登り返しをすることになるが、足には徐々に疲労がたまり重くなっていく。テント山行の場合、荷も重いので午後の登り返しは辛いところだ。今回はそれほど距離を歩いていないので、あまりトレーニングにはならないが、アルプス山行前のウォーミングアップにはいいコースだ。


鎌ケ岳山頂

峠から約40分で山頂に立った。ガスが三重県側から県境稜線を乗り越えていっている。鎌尾根を見下ろす所で、石に腰掛けて昼休みとする。平地の暑さを忘れるほど涼しく、しばらくここにいたい気分だが、どうも天気が悪化しているようだ。遠くでゴロゴロと雷鳴が聞こえる。山の天気は崩れるのが早いので、早々に昼食を切り上げ、三ツ口谷を下ることにする。車が御在所山の家の近くにデポしてあるので、帰路はこのコースが最適だろう。雷鳴が近づき、谷に降りる頃には本降りとなった。樹林の中だがシャワーのように天から落ちてくる大粒の雨。カッパを着ようかとも思ったが、そのままシャワーを浴びながら歩くことにする。稲光と雷鳴の間隔があまりない。谷筋なので安全だろうが、それでも稲光と雷鳴が怖い。雨が降り止んだ頃に登山口に到着した。


三ツ口登山口

 

2005_07_24、25