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2005_07_16 白馬大池、小蓮華、雪倉、朝日(北アルプス)

 

白馬大池、小蓮華、雪倉岳、朝日岳(北アルプス)2005年7月16日〜18日 No.333 隊長、うさぎ


白馬岳

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○7月16日 (土)
自宅(5:00)−蓮華温泉()−白馬大池テント場(16:00)
○7月17日 (日) 
白馬テント場(5:35)−小蓮華岳()−()三国境()−()雪倉岳()−朝日岳()−朝日平テント場(17:30)
○7月18日 (月) 
朝日平テント場(5:05)−朝日岳(6:00)−(13:15)蓮華温泉(14:00)−自宅(21:00)

 第1日目の野営地を白馬大池のテント場にすると、午前を移動に、午後を登山に使えるので都合がいい。鈴鹿から北アルプスの北の端までは、どのルートを使うか迷うところだ。距離的にはやはり中央高速を使った方が有利だが、走りやすさを考えると北陸自動車道だろうか。鈴鹿から関ヶ原までは国道306号線を快調に走れるので、前回の立山と同じく今回も北陸自動車道を利用することにする。自宅からの蓮華温泉まで、約400キロの道のりだ。昼過ぎから登り始めればいいだろうと、自宅を朝の5時に出発する。関ヶ原ICで名神に入り米原から北陸自動車をひた走り糸魚川ICで降りる。ここに来るまでに通過した都道府県は、岐阜、滋賀、福井、石川、富山、新潟で、遠くの国までやってきたなと思う。海岸近くまで大きな山が迫ってきている。姫川に沿って国道148号線を上流に向かう。谷は深く、2選数百メートル級の山がすぐそこまで迫ってきている。姫川温泉のある平岩から蓮華温泉への山道に入る。道路は整備されていて不安はないが、かなり距離があり思った以上に時間がかかり、12時前に蓮華温泉に到着した。駐車場はほぼ満車だったが、2台分の空きがあり、なんとか駐車できた。この日はまだ梅雨が明けておらず、登山者も山行を見合わせていたのだろうか。下山時には駐車場に入りきらない車が路肩にまであふれていた。車内で昼食を済ませ、いざ出発。

 蓮華温泉の標高は1475mで、白馬大池が2380mだから、標高差は約900mになる。距離もそれほどないので、登山道脇の花を見ながらのんびりと登る。登山口はロッジの横手からだ。露天風呂がいくつもあるようで、帰りが楽しみだ。
  曇り空でしかも樹林の中のコースではあるが、最初からぐいぐいと高度をあげ始め、湿度が高いので、すぐに汗だくになった。ゴゼンタチバナやツマトリソウ、ヤグルマソウ、マイズルソウなど、樹林の常連に混ざって、沢筋ではオタカラコウやキヌガサソウ、サンカヨウが花の時季を迎えていた。コメツガやシラビソ林が少し開けた所が、天狗の庭と呼ばれる所で、タカネイバラ、イブキジャコウソウ、タカネナデシコなどが現れ日当たりがいいので植生も一変する。ハクサンシャクナゲも今からが見頃になるだろう。


ハクサンシャクナゲ

 ダケカンバがみられだすと傾斜も緩くなり、残雪のあるトラバース道になる。そのまま徐々に高度をあげていくとハイマツ帯に入り、白馬大池が近づいていることがわかる。ハイマツ帯の縁にはコケモモがびっしりと花をつけていた。前方が開けると記憶にある白馬大池に飛び出した。前回に来たときは8月の上旬で、大池周辺はチングルマが多かったという記憶があるが、今回はハクサンイチゲの花畑になっていた。ハクサンコザクラも咲き始めていたが、まだまだこれからのようだ。

 16時の到着だが、テント場はすでに10張以上が縦一列に並んでいて、さてどこに張ろうかと思案する。アルプスの稜線のテント場に比べ、よく整地されていてどこでも良さそうだが、水とトイレの位置を確認した上で、場所を決める。しかしもう少し条件を考えるべきだったと、朝になって反省することになった。朝夕の焼却炉のジェット機の様な騒音は計算外だった。


ハクサンイチゲ

 設営後、テントの受付を済ま、ビールと缶ジュースを仕入れる。利用料は一人500円はどこも同じ。トイレは綺麗だし、水も自由に使えるのは有り難い。少しあたりを散策して、テントの中で横になると、すぐに目が閉じてしまった。しかし次々と到着し、わいわいがやがやとテントの設営を始めるので、すぐに目が覚める。1泊だともう少し食材にこだわれるが、2日目がロングになるので、今回の食材は控えめだ。それでもザックはうさぎの荷物もあるので、19キロになっていた。今回は3人用のテントを持参したので、居住空間が広くのんびりとできる。しかしいつもの二人用と比べると700グラムほど重い。持ち物すべてをグラム単位で見直せば、まだまだ軽くなると思うが、体力のあるうちは甘えないことにしている。てなことで、メニューは煮込みうどん、サラダ、マグロの缶詰、赤飯などなどだ。

 食欲を満たし、寝袋に入るが、遅く到着したグループや若者グループがわいわいがやがやとやっている。9時までは我慢かと思っていた矢先、焼却炉が動き出した。まるでジェット機に乗っているようだ。しかし9時を過ぎると落ち着いてきた。

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2005_07_16