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2005_04_17 伊吹山

 

伊吹山 2005年4月17日 No.317 隊長

1合目から山頂をピストン

やはり伊吹は花の山だ。この時期は花の種類が少ないが、咲くとなると半端じゃないところが伊吹山だ。スハマソウ、アマナ、キバナノアマナが見られるが、アマナに至ってはまるで雑草の如く咲いているところに驚かされる。まれに見る好天で気持ちよく山頂を往復できた。

まだ足が本調子ではないが、まれに見る好天に誘われて伊吹山に登った。スカイラインで簡単に山頂に立つことができるので、軽装の観光客が多く登山の醍醐味にかけるが、花の種類と量においては一級品である。朝は少しで後れたので、1合目まで車で登る。準備を済ませ登山道の合流すると何人かの登山者がひと汗流してペンチで休憩をしている。雲ひとつない好天で、陽射しがかなりきつそうだが、琵琶湖から吹き上がる風は涼しくて気持ちがいい。2合目までは雑草のオオイヌノフグリが殆どでめぼしい花はない。昨日の疲れが少し足に残っているようで、足が少し重い感じがしたが、2合目を過ぎたあたりから軽くなってきた。2合目から半分ほど登った所からアマナなスハマソウが見られはじめる。確かセツブンソウもこのあたりだから、このあたりは生育環境が整っているのだろう。ザックを置いて撮影モードに入る。レンズは3本持っているが、やはり小さな花の撮影には50mmマクロレンズが重宝する。地面にはいつくばってマクロレンズを覗いていると、「これ何の花ですか」と質問されることが多い。案の定、女性三人組に質問された。セツブンソウを探して居るみたいだが、もう少し早く来れば見られるよ。3合目が近づくにつれてアマナが多くなり、まるで雑草の如く花を咲かせている。しっかりと上を向いて花を開いていると撮影しやすいが、昼過ぎにならないとしゃきっとしないようだ。3合目の手前にカタクリの小群落があるが、今年も健在だった。今年も初物なので、ザックを放りだして撮影に勤しむ。残雪が消えいよいよ花の季節が始まるとあって、立ち入り禁止のロープの設置が始まっていた。3合目を過ぎたあたりでキバナノアマナを探す。アマナは枯れ草と同化して撮影しにくいが、キバナノアマナはすぐに見つかる。個体数はアマナと比べると遙かに少ないが、4合目から6合目にかけて多く見られる。一通りの撮影が終わったので、山頂を目指すことにする。この季節、山頂には花はないがやはりピークに立たねばならぬという衝動に駆られるのは登山者の宿命のようだ。特に目立った花もないので、脇目もふらずにひたすら山頂を目指す。8合目からの急登では、まだ草木の緑がないので、森林限界を超えたアルプスを登っているように錯覚する。山頂は夏の賑わいはないものの、山小屋も営業を始めており、家族連れやアベックが雪の上を歩いて歓声が上がっていた。ザックを下ろして昼食休憩。遠くに白山が望まれる。まだまだ雪を被っていて白い。北尾根も茶褐色をしているが、来週くらいから木々が芽吹き緑の季節が始まるだろう。


スハマソウ


アマナ


カタクリ


キバナノアマナ


8合目


白山


山頂


キバナノアマナ


スハマソウ


スハマソウ


キジムシロ


琵琶湖

 

2005_04_17