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2005_01_2930 藤原岳&御池岳(鈴鹿)

 

藤原岳&御池岳2005年1月29日30日 N0.306


参加者:とっちゃん、なっきーさん、rinさん、tohoruさん、こうたろうさん、じんじんさん、いわなっちくん、隊長 途中であった人:パッチワークさん、東雲さん
コース
1日目:観光登山P(9:05)〜大貝戸コース〜藤原岳避難小屋〜天狗岩〜白船峠〜真の谷(16:15)(リンさん:木和田尾根〜真の谷)
2日目:真の谷(8:35)〜P1241(9:50)〜南峰(10:00)〜ボタンブチ(10:45)〜奥ノ平(11:00)〜真の谷(13:15)〜白瀬峠〜木和田尾根〜登山口(16:15)

春と秋、2回の贅沢な鈴鹿山行が定例化しているが、今年は冬バージョンを企画した。冬の鈴鹿は大変魅力的だが、手応えのある1泊2日の行程となると、ある程度の経験と体力が求められる。少し雪が締まりだしたので、予定したコースを完走することができた。

1日目 2日目

当初は木和田からピストンを考えていたが、土曜日は好天が予想されるので、一日目は藤原からの縦走路をスノーハイクすることにした。ということで、集合は観光登山駐車場。rinさんとtohoruさんは、仕事のために木和田からの後発になる。不冬装備なので、メンバーのザックが重そうだ。3シーズンの2割増しといったところだ。いや、アイゼンやスノーシューが加わるのでもう少し重いかもしれない。ちなみになっきーさんは、17キロだそうだ。小柄な体でこの重さのザックを二日間背負うにはかなりの体力が必要だ。男性陣は平均20キロといったところだが、歩く冷蔵庫の岩なっち君は食事をしっかりと詰め込んでいるので、80リットルのザックがふくれあがっている。

観光登山駐車場から、大貝戸登山口に向かう。登山口の休憩所前の駐車場はけっこう車が入っていた。周回しないのならここの無料駐車場の利用価値は高い。2,3日少し気温が上がっていたので、登山口付近には積雪はない。猟犬を連れた猟師さんと出発が同じだったので、抜きつ抜かれつワンワン!ガヤガヤ!4合目まで賑やかなだった。平年よりも気温が高くなっているので、一気に汗が噴出してきた。ザックが重いので足腰に負荷がかかっている。4合目でひと息入れる。各駅停車までとはいかないが、何度も休憩を入れる。

7合目付近から雪道となる。よく踏まれているのでアイゼンが欲しくなる。全行程でアイゼンが必要なのはここだけなので、荷物の軽量化のために車に置いてきた。少し悔やまれるが、なんとか避難小屋までたどり着いた。駐車場から3時間なので、大荷物と雪のわりには平均的なタイムだと思う。


藤原岳避難小屋

昼時になるといつも、避難小屋は満員御礼となるので中を覗きもしないが、試しに中を見るとテーブルがひとつ空いていたので、これ幸いとテーブルに利用させてもらうことにした。皆さん手慣れたもので、手際よく食事を作りひと息ついた。入れ替わり登山者の利用があり、大変利用価値の高い小屋だと思う。御在所は別として、他の鈴鹿の山にも山頂付近に避難小屋があるともう少し冬の入山者も増えるだろう。そこそこに昼食を切り上げ、スノーシューを装着して縦走路に入る。小屋周辺でテント泊の場所を探していたグループがあった。今晩はこのあたりでテント泊らしい。


天狗岩に向かう

冬場はここまでこないと藤原の山としての良さは分からないだろうに、今日も誰もいなかった。発達した雪眉に気をつけて天狗岩に出る。日本列島は低気圧包囲網の最中にあるようだが、辛うじて高気圧ががんばってるのだろうか、天狗岩に到着すると、青空が覗き始めた。それほどガスもなく遠望が効く。竜ヶ岳の白色がひときわ目立っている。来週は竜ケ岳に誘われているような気がした。


天狗岩から藤原岳展望丘

  好天が続き雪が閉まっているが、樹間に入るとスノーシューが威力を発揮する。コースタイムで天狗岩に到着した。


天狗岩

 


天狗岩からテーブルランド


天狗岩から竜ケ岳

天狗岩でしばらく展望を楽しんで縦走路に戻る。さすがにここからは新しいトレースはない。真新しい新雪とはいかないが、本格的にスノーハイクはここからだ。鉄塔まで多少のアップダウンがあるが、なだらかな稜線のスノーハイクは気分がいい。ただザックが重いので体力の消耗も大きい。1時間ほどで鉄塔に到着した。rinさんに携帯で連絡をとると、木和田尾根700m過ぎとの返事があった。こちらも予定通りのようだ。

さてここから真の谷までは降下になる。白船峠までは快調に降りたが、峠から谷間での山腹のトラバース道は、何度も足を取られ歩きにくかった。これはスノーシューの欠点でもある。少し時間を要したが、夕暮れ前には十分時間があり、ゆっくりとテント設営などができた。また水は流れが雪から出ていて確保できたのが嬉しかった。雪から作るのと比べるとかなりの燃料節約になる。しかし、今回は燃料はたっぷりと持参している。昨年の明神平の反省からだ。ガソリンは、私が700ml、岩なっち君が1000ml以上を持参している。冬場は鍋料理がメインになるので、燃料をたくさん消費する。今回も優勝は鍋料理だ。鍋に入れておいしいものをそれぞれが持参した。食材を上げると、白菜、ネギ、タマネギ、ヒラタケ、シーフード、豚肉、モチなどのなべ。ボイルのソウセイジ。おでん。最後の出汁でうどん。朝は夕べの出汁でおじや。皆さん満腹になり、テントに入るなり寝息が聞こえ始めた。

 

1日目 2日目

 

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