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2005_01_23 入道ガ岳(鈴鹿)

 

入道ガ岳(鈴鹿)2005年1月23日 No.305 隊長

登山口(13:45)〜二本松コース〜山頂〜井戸谷コース登山口(16:15)

今日は午後から時間が自由になったので、入道ガ岳に出かけた。近場でもあり、時間のない時に重宝する山だ。仕事が終わり椿神社に着いたのは午後13:30分だった。この時期椿神社は大変賑わっていて、奥まで車を入れたかったが、駐車場も混雑していたので、空いたところに車を入れて歩くことにした。

来週のためのトレーニングだから少しでも多く歩いた方がいいだろう。しかし、こんな時間から登り始める登山者などいない。登山口では大きなグループが降りてきたところだ。不思議そうに私を見ていた。3時間もあれば楽に山頂を往復できる山なのでのんびりと登り始める。登山口から雪があり、しっかり踏んであるので滑りやすい状態だ。しばらく登ったところでアイゼンを装着する。12本と6本を使い分けてきたが、今回は新しく購入した10本アイゼンを試す。装着してすぐは違和感があるが、しばらくするとアイゼン歩きに慣れてきた。2週間ぶりなので少しペースが早くなり、一気に汗が噴出してきた。日々のジョギングで毎日汗は流しているが、登山とジョギングは違う。

尾根の分岐まで登ると、積雪はそれほどでもないが雪質が良くなってきた。しっかりとトレースができているので大変歩きやすい。アイゼンが気持ちよく踏み固められた雪を捕らえている。のどが渇いたので避難小屋で一息入れる。この季節になると小屋の存在をありがたく思う。小屋を出て急登にさしかかると、猟犬がとぼとぼと降りてきた。足でも怪我をしているのだろうか、雪に赤い血が滲んでいた。急登の半ばで年配の女性に追いついた。「あのイヌ、あんたのイヌか?」と聞かれた。「いや違う」と答えると、朝から迷ってるよ、と返事がある。朝から知ってるということは、朝から登ってるのか?時計を見ると、もう2時半を過ぎている。かなりの超ローペースのようだ。もう引き返すと言い出したので、その方がいいねと答える。大丈夫だったろうか!

アセビ帯に入ると積雪も増してきた。スノーシューを持参したが、トレースがしっかりとしているので、どうやら出番がなさそうだ。山頂に出てみると殆ど積雪がない。風で飛ばされているようだ。曇り空だが空気の透明度が高く、鈴鹿の山々の輪郭がはっきりとしている。南から順に、野登、仙ケ岳、宮指露、鎌、雲母、御在所とよく見える。頭だけ覗いている雨乞の白は別格だ。風もなく穏やかだ。しばらく展望を楽しみ、おやつのあんパンを食してから、井戸谷コースを降りた。


仙ケ岳


宮指路岳


野登山


御在所岳


鎌ケ岳


多度と御岳山

 

 

 

2005_01_23