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2005_01_02 藤原岳天狗岩

 

藤原岳天狗岩(鈴鹿)2005年1月2日 No.301 隊長

大貝戸登山口(10:00)〜避難小屋〜天狗岩〜避難小屋〜大貝戸登山口(15:45)

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調子が良ければ御池をアタックしようと、準備を整え床についた。なんと目が覚めたのは8時半だ。この時点で御池の夢は消えた。竜ケ岳も候補に入れていたが、これも時間的に無理がある。ならば藤原岳か。スノーシューが使いたい。木和田尾を使い周回コースも可能だが、今回は無理をせずに、天狗岩を往復し新年の銀世界を満喫した。

天狗岩往復なら急ぐこともないので、冠雪した鈴鹿の山々を撮影しながら藤原に向かった。入道の山頂の笹原が銀色に輝いている。全体としてみればどっしりとしていて、なかなか格好のいい山だ。


入道ケ岳

御在所岳・国見岳・鎌ケ岳をカメラで切り取ってみると、アルプスに匹敵するほどの山容を誇っている。山は高さだけではないぞ、と改めて思い知らされる。藤原から竜ケ岳にかけては、西からの空気の通り道になっているようで、他の山はよく見えるが、竜ケ岳は今日も雲に隠れている。


御在所岳・国見岳


藤原岳

時間が遅くなったので、大貝戸の登山口に駐車場に向かう。ほとんど満車状態だが、あと1,2台は停められそうだ。ちなみに観光登山駐車場は数台が停まっていた。積雪があり天気も良くなってきたので、初登りの登山者が繰り出したようだ。天狗岩間で快適に歩くためにはスノーシュガー必要になる。他にアイゼンやヤッケなど、冬装備は多少ザックが重くなるが、道具は使いようで、山歩きを助けてくれる。休みなしで一気に7合目まで上がりアイゼンを装着し、8合目から冬山登山道に入り、避難小屋を目指す。8から9合目までが直登になるので、ここらあたりが踏ん張りどころだ。トレースがあるので楽をして登れるのが遅出の利点か。ちょうど昼食時なので小屋は賑わっていた。冬場は有り難い存在だ。ここでスノーシューを装着して天狗岩を目指す。スノーシューの浮力を確かめながら、わざとルートを外して歩いてみる。天狗岩まで多少のトレースはあるが、道具がないとちょっと辛いくらいの積雪である。


避難小屋と展望丘

青空、雲、樹氷、山などモチーフはいくらでもあるので、時間をかけて撮影してみたいと思うが、とにかく天狗岩まで進むことにする。

スノーシューのおかげで労せずして天狗岩に到着した。雪庇が発達しているので、容易に前へは踏み出せない。光、雪、青空、雲など絶妙な取り合わせだ。過去二度、テント泊をしてチャンスをねらったが、いずれも芳しくなかった。しかし、今回は絶妙だ。


天狗岩の雪庇


天狗岩から藤原岳


天狗岩


天狗岩

御池岳もよく見える。早起きしていれば往復できたはずだと思うと、少しだけ悔しさを感じた。これより北にある霊仙と伊吹は雲の中だ。お腹もすいてきたのでそこそこに切り上げ避難小屋まで帰る。もう誰もいないので貸し切り状態だ。例の如く野菜をたっぷりラーメンにお餅を入れてみた。天狗岩で出会ったご夫婦と、単独の男性登山者が小屋まで帰ってきた。ご夫婦は先に下山。単独登山者としばしの山談義。時計を見るともう3時40分だ。帰路につく。途中、山頂泊装備の単独者2名が山頂を目指していた。


御池岳

アルファ7デジタルだが、今回は殆ど露出補正なしで撮影してみた。雪景色に場合はプラス補正しなければならないのが普通だが、測光を意識せずに自由な構図でシャッターを切ってみた。結構適正露出で撮れているのに感心した。しかし全体的に、露出オーバー気味になっているのが意外だった。次回は露出を意識して撮影してみよう。

 

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