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2004_12_23 天狗倉山(東紀州)

 

局ガ岳(飯高)2004年12月24日No.299 隊長
新・分県登山ガイド三重県の山32
局ケ岳神社〜旧道〜小峠〜山頂〜小峠〜椿の滝道〜椿の滝道登山口〜局ケ岳神社

 まとまった雪が降ってくれないので、今回も南に向かった。昨日から少し冷えこんでいたし、鈴鹿の山は白かったので、もしかして樹氷が見られるかもという下心は持っていた。国道から山頂が白ければそのまま三峰山か高見山まで行こうと思っていた、しかし期待通りの冠雪はなく樹氷を断念し、予定通り局ケ岳に登ることにした。十年ぶりだろうか。展望が良かったこと、大きな電波反射板があったこと、誰と行ったことくらいしか記憶になく、登山ルートのことなど全く覚えていない。それで、新・分県登山ガイド三重県の山32に従い登ってみることにした。ただ、非常に形のよい山なので、室生の山に登るとかならず目に付き、非常に気になる存在ではあった。それが動機といえばそうだろう。

 飯高道の駅まで進み、モニュメント越しに山を見上げてみた。なるほど、この角度からだな。とひとりで納得する。国道から局ケ岳神社を目指すが、国道には「局ケ岳登山口」と書かれた大きな案内が出ているのでわかりやすい。駐車場も神社の周辺にあるのでそれを利用できる。マイカ ーでなら、大変アプローチのよい山だといえる。

準備を済ませ出発する。男女の2名の登山者が先発している。 コースタイムは3時間10分で、累積標高差が768mなので、のんびりと歩けばいい。ルートは植林の山腹道が山頂近くまで続く。あまり変化がなく、歩いているうちに早く尾根筋の自然林に入りたいと思う。約1時間30分ほどで小峠に到着した。ここからは少し登山道らしくなる。少し登りを楽しんでいると、山頂はすぐそこまで来ている。ひと登りで山頂の小広場に出た。若干周囲の灌木が邪魔になるが、開放的で大変展望はよい。山名板がたくさんぶら下がっていて賑やかだ。

今年は西隣の栗の木岳からよくこちらを眺めていたなと想いながら、パノラマを楽しむ。空気の透明度もあり、尼ケ岳、大洞山、倶留尊山など室生の山々も一望できる。台高の山々の山頂付近は白く輝いている。きっといい樹氷ができているのではないか、と気になるが、欲を出さずにのんびりと山頂で過ごそうと思った。


栗ノ木岳


大洞山


尼ケ岳

帰路は新道と椿の滝道を使ってみた。新道は小型の重機で力任せに作った感じの道で、少し道幅もあり、三峰山のゆりわれコースと道と同じだ。登山道らしくはないが、歩きやすく作られている。この時期水量はないが椿の滝を見てきた。今回は立ち寄らなかったが、飯高道の駅に温泉ができていた。

 

2004_12_23