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2004_09_20藤原岳(鈴鹿)

 

藤原岳(鈴鹿)2004年9月20日No.285 隊長

観光登山駐車場(9:30)〜聖宝寺道〜山頂散策〜大貝戸道〜観光登山駐車場(15:10)

藤原の秋の花のフィルムの在庫が底をついてきているので撮影に出掛ける。鈴鹿の山も、もう少し気温が下がれば、登山者も増えるだろうが、今年はいつまでも夏型の天候が続いているので、入山者が少ない。鈴鹿の山の場合はいつも重役出勤だ。9時過ぎに観光登山駐車場に入ると、僅かに3台の車があるだけで、閑散としていた。しかしこの3連休の登山者を見込んで、駐車場には係りのおばちゃんがいた。300円は良心的な値段だ。福寿草の咲く頃には貸し切りバスで乗り付けるほどの賑わいだが、この時期の藤原は閑散としている。

山頂を見上げるとガスに覆われている。湿度100パーセントだし、蒸し暑いので、奴らはきっと待ち構えているはずだ。大貝とから入れば被害はそれほどでもないだろうが、あえて聖宝寺から入る。林道から水場までは大丈夫だったが、それからの急登が始まると、予定通りおいでになった。今日はどんどんと来るだろうから、ズボンを膝までめくって足回りを見えやすくした。この作戦は正解だった。ただし面倒でも、定期的な観察が必要だ。結局、6合目までに10ヒルほどが這い上がってきたが、いずれも撃退することができ、被害無しで済んだ。

6合目からはガスっていた。湿度が高いので、登りが辛い。アケボノソウやシロヨメナが咲いているが、この時期は目立った花はない。カワチブシ、マツカゼソウはもう終わっている。見るべき花もないので、ひたすら登る。体力やスタミナはアルプスモードに入っているので、蒸し暑さの不快感以外は快調だ。

12時ちょうどに避難小屋に到着した。ちょうどお昼なので、みなさん小屋の前でお弁当を広げていた。今日は天狗に向かう丘の上で昼休みにした。今日は展望もないので天狗と山頂は諦め、このあたりでぶらぶらすることにした。テンニンソウが花盛りだ。これを狙ってきたのだから、目的は達したことになる。カワチブシは花の時期は過ぎているがまだ花が残っている。シロヨメナも花盛りだ。リュウノウギクはまだ早い。シオガマギクやミツバフウロは花の時期は過ぎてしまっている。アケボノソウはこれからだ。今年はアケボノソウが多いと思うがどうだろうか。

しばらく撮影に励み山を下りた。

 

2004_09_20 藤原岳 鈴鹿