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2004_09_04 御池岳、鈴北岳(鈴鹿)

 

御池岳、鈴北岳(鈴鹿)2004年9月4日 No.282 隊長、うさぎ

コグルミ谷登山口(9:16)〜長命水(15分休憩)〜(10:30)カタクリ峠(10:40)〜(11:40)丸山(12:15)〜真の池(12:46)〜日本庭園〜元池(13:10)〜鈴北岳(13:25)〜鞍掛峠〜コグルミ谷登山口(14:40)

 秋を探しに御池岳に登った。ジョギングで体力の維持には心がけてはいるが、3週間も開いてしまうと、次回にアルプスで辛い思いをする羽目になるので、悪天をついて御池、鈴北と定番コースを巡った。距離、時間、標高差などアルプスの半日分にも満たないが、鈴鹿は鈴鹿の歩き方や楽しみ方がある。元池を離れると雨が降り出し、峠で本降りとなる。車に帰り、うさぎが靴をぬいで、ぎゃおおおーーー!

コグルミ谷の入口が空いていたので、本日は玄関横付けだ。車を降りるとガラスが散乱している。どうやら車上荒らしの跡らしい。先月の空木でもそうだったが、このようなことは登山者にとって心配事のひとつだ。金目のものは何も入れていないのに、ガラスを割られたのではやりきれない。いっそうのこと、鍵をかけずにとも思ったが、いつもの週間でドアロックをして車を離れた。皆さんも気をつけましょう。


フシグロセンノウ

登山口では今年もフシグロセンノウが出迎えてくれた。ここは数は少ないが、毎年この時期には咲いていてくれる。湿度の高いコグルミ谷は、ヤマヒルの宝庫だ。常に足下に気をつけながら谷を進む。ジャコウソウが一輪咲いていた。春のテント泊でこの谷を登ってから来ていないが、また荒れた感がある。谷だから水が流れて当然だが、一気に流れるので谷が削れてしまう。


ジャコウソウ

この時期は花が少ないので、脇見もせずに、ただし足下だけはしっかりと見て、長命水を目指す。湿度が高いので一気に汗が噴出してきた。やはりここの水はうまい。昼食時の水を1リットルボトルに汲んでひと休み。このときも足下にチェックは怠ってはならない。

秋のキノコがあちらこちらで見られる。きのこ大好きのうさぎがいるので、あれを撮れ、これを撮れと次から次へと注文がくる。

やっとも思いでカタクリ峠に到着した。峠を乗り越してゆく涼風が心地よいので、小休止を入れる。さてここからがタマゴタケの領域だ。それよりもさきにミズナラの根っこの所で、マイタケを見つける。香りがいいし間違いないだろう。(帰りがけにハリマオ店により、意見が一致したがちょっと心配だった。今晩のおかずはすき焼きだった。まだお腹が痛くならないで、大丈夫だったようだ)

タマゴタケを探しながら歩くが、見つからなかった。真の谷は苔むした石灰岩が点在し、実にいい雰囲気の谷だ。いつまでもこうあって欲しいと思う。丸山への急登りを凌ぎ山頂へ。本日は入山者が少ないので、鹿も近くまで来て「ぴーー!」と大きな声で鳴いている。こちらの動きを観察しているようで、うさぎがさかんに話しかけているが、なかなか立ち去ろうとしない。

少し時間が早いが丸山で昼食にする。この時点でまだまだ晴れ間も見えていたので、撮影もがんばろうかと思っていたが、これ以後天気は悪くなる一方だった。昼食をしていると。2グループで十名ほどになったので、場所を空けて鈴北に向かう。樹林の中のカワチブシは、今年はほとんど花をつけていない。今年の暑さは異常だったので調子を狂わせたのだろうか?ただアケボノソウは例年よりも良く花をつけている。オオイタヤメイゲツも今年は虫害もほとんど無いようで、これからの季節が楽しみだ。


カワチブシ


アケボノソウ


カリガネソウ

日本庭園の散策後、元池に立ち寄ったところから天気が怪しくなってきた。雨雲で天が暗くなり、今にも降ってきそうだ。写真を撮ってから逃げるように、鈴北から笠をさして鞍掛峠に降りる。国道に降りるとますます雨が激しくなってきた。逆コースをたどっていた、こうたろう(後のわかる)さんとすれ違う。

 

2004_09_04