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        2004_07_11 伊吹山 
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 ■伊吹山2004年7月11日No.276 隊長 三合目から山頂を往復 久しぶりに伊吹に行くことができた。暑さ覚悟で家を出発したが、3合目で車を降りると気温が20度だった。涼しくていいが、ガスの中でなにも見えない。天気は回復を祈り、きょろきょろと花を見ながら歩き出す。さすがは花の百名山、次々に花が現れる。この時期のお目当てはやはりイブキジャコウソウだろう。伊吹に限る花ではないが、百名山ではこの山の花になっている。夏の花の最盛期はもう少し先だが、この花を見るなら今がチャンスだ。 
 中腹から山頂にかけてシシウドが良く咲いている。大柄な花なので、色々と構図が工夫できるのだが、あまりも多いので興味を引いてくれない。 
 野山で普通に見られるノアザミの変種で、この山にしかないようだ。アザミは変種が多いので、その地の名前が付くことが多い。ノアザミより棘と毛が多い。 
 フウロもこの地に有った植物で良く育っている。本家白山のものより小振りだが、3合目から山頂にかけてよく見かける。よく似たものにエゾフウロとイブキフウロがある。いずれもここが南限となっている。今回は白色のものを見つけた。 
 
 
 キリンソウも2種類ある。葉を見れば一目瞭然だ。 
 本日の主役は、イブキジャコウソウだ。7合目から8合目にかけて登山道脇に咲いている。残念ながらほとんどの方が素通りしてしまう。 
 トラノオもまとまって咲くと目立つ。風があると撮影に難儀する。 
 
 昔は野原でよく見かけたが、今は山に行かないと見られくなった。風に揺れよく目につく花だ。 
 カワラマツバも川の土手などで見かける花だが、今はどうだろうか。ここでしか見られないとすると残念なことだ。 
 高山にはシナノキンバイが群れをなして咲いているが、ここ伊吹山ではキンバイソウだ。数は少なくよく注意しないと見つからない。山地から亜高山にかけて咲く。山渓ハンディー図鑑は伊吹で撮った写真らしい。 
 光量不足でぱっとしなかった 。まだ咲きはじめで、6合目くらいまでが花をつけていた。これから先が楽しみだ。 
 野山でよく見かける花だが、このあたりでイブキ以南の山では見ない。花期が長く9月頃まで見られる。 
 メタカラコウも まだまだ咲き始めだ。これから徐々に咲き上がっていくことでしょう。 
 
 シモツケソウも準備万端で、あと2週間もすると山頂の花畑はこれ一色になることでしょう。 
 
 
 
 ヤマホタルブクロは、特に珍し花でもないが、今が見頃のようだ。 
 昨年に引き続き、虫がたくさんついている。日が高くなったがガスのためにまだ咲いていてくれてありがとう。 
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