2004_04_29 烏帽子岳
|
■烏帽子岳(鈴鹿)2004年4月29日 No.265 じんじんさん、山ちゃん、隊長、うさぎ 立田小学校(8:50)〜篠立分岐(9:50)〜狗留孫山(10:05)〜烏帽子岳(10:50)〜(11:15)シャクナゲ群生地(12:20)〜狗留孫山(12:45)〜篠立バス停(13:55) 烏帽子岳は鈴鹿山脈の中で三重県の最北端に位置し、三重と岐阜の県境になっている。烏帽子岳といえばホンシャクナゲが有名で、花の時期に合わせて登ったのはいいが、今年は裏年にあたり花は開店休業でした。 1台を篠立てパーキングに置き、便乗して立田小学校へ向かう。近くの公共施設に駐車し、小さな私設案内板に従い林道から歩き始める。ここには山頂まで3時間少しと書かれているが、これは小学校低学年向きの案内だろう。しばらく歩くと林道終点がなり、踏み跡のしっかりとした登山道に入る。地形図の波線は谷コースだが、実際は尾根コースのようだ。雑木林の尾根に取り付くと、急な登りが始まる。標高差約250mを一気に稼ぐと、篠立分岐に到着する。
狗留孫山までくると快適な尾根コースになる。狗留孫山付近には大きな電場反射板が設置されている。展望は抜群で、三国、御池、藤原と一望できる位置にある。アセビに新芽が花のようにきれいだ。近くの杉林の中になる池には、オタマジャクシがうようよと泳いでいた。早々に山頂を往復してきた人に話を聞くと、シャクナゲはほとんど咲いていないそうだ。その話を聞いてがっくりときた。ならばカタクリがあるではないかと思い直し、山頂を目指す。
ここから山頂までは多少の起伏があるものの、すこぶる軽快な良く整備された登山道だ。鉄塔の巡視路が入り交じるが、尾根の芯をはずさないようにコース取りをすればいい。中程を過ぎるとカタクリの葉がたくさん現れるが花が終わり実になっている。標高が低いのですでに花が終わってしまったようだ。花を楽しみに計画した山行だったが、まったく当てがはずれてしまった。 烏帽子岳山頂でくつろぐ この山の三角点は、東に少し進んだところにある。いずれも見通しはあまり良くない。北斜面でかろうじて花の残るカタクリと見つけ、モデル撮影会を開く。
シャクナゲの群生地に向かい、花を探す。辛うじて何輪が花を見つけ、まるで証拠写真の撮影会のようだ。ロケーションは抜群で、これで花が咲いていれば絵になるのにと悔やんでも、花は咲いてくれない。本には間に合わなかったが、改訂版で差し替えてもらおう。 花にふられてばかりの山行だったが、最後にイカリソウの花道を見つけ、少しは怒(イカリ)が収まった。
|
2004_04_29 |