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三峰山(飯高)2004年1月18.18日

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三峰山(飯高)2004年1月18日 No.247 隊長、うさぎ

 ゆりわれコースを上がり、福本コースを降りる。

ゆりわれ登山口(9:48)〜自然林(10:19)〜ブナ(11:07)〜八丁平尾根南端(11:34)〜(11:55)八丁平(13:07)〜福本への林道登山口(13:46)〜ゆりわれ登山口(14:18)

 八丁平の樹氷を狙って出かけましたが、2連敗であえなく退散。積雪や青空の脇役はそろっていたのですが、肝心の主役がいない状態では勝負にならず。徐々にチャンスが少なくなり、最悪の場合は、シロヤシオで勝負ということに。

前線通過後の放射冷却のために、気温がぐっと下がり、国道166号線も日陰は凍結していて、スリップ事故の車を何台かみかけた。国道166号線から見る台高の山々は白く輝き、樹氷などの厳冬期の冬景色に期待が膨らむ。 林道飯高北奥線に入ると雪上走行に変わる。ノーマルタイヤでチェーンなしだが、4WDの力を借りて登山口までたどり着いた。先行者は誰もいない。このゆりわれコースは新しい登山道らしく、道幅もあって大変歩きやすい。これをよしとするかは、利用する人の価値観にもよるだろう。しかし植林帯からスタートするとはいえ、30分もすると自然林のジグザグコースになり、展望も良く、大きなブナの木が待っていてくれるので、気持ちよく歩ける。上部にはカラマツ林がある。林業の振興のために植林されたようだが、なかなか価値が見いだせないようで、そのままになっている。自然にはあるはずのない樹木は異質な存在だ。 さて、登りには前回と同じこのゆりわれコースを使うので、少々新鮮みが失せてきている。気のゆるみから、GPSを車の屋根に置いたままスタートし、取りに戻って15分のロスタイム。登山口の積雪は数センチで、歩くには支障がないが、トレースがなく微妙にスリップするので余計な力が入る。

尾根に乗る手前で、スノーシューのお世話になることとなった。スノーシューは軽く作られているとはいえ、やはり余計な荷物になる。使わずに降りたことが何度かあったが、この稜線は積雪もあり威力を発揮してくれた。


大洞山と尼 ケ岳


倶留尊山

八丁平が近づくにつれて登山者の声が聞こえてくる、今日もたくさんの登山者でにぎわっているようだ。三重県側の閑散とした登山口からは想像もできないが、やはり奈良県のみつえ村からの入山者が大半を占めているようだ。。朝の冷え込みからは想像もできないほど暖かい日になったので、樹氷はほとんどが消えていた。万事がうまく運ばないのがこの世の常。ましてや自然相手では、思うように事が運ばないのも当然か。こんなときはきっぱりとあきらめて、別の楽しみを見いだすのもいいだろう。荷物を八丁平において、山頂を往復する。室生の山々がくっきりと見えている。


八丁平

下山は福本へ降りるコースをたどることにする。初めての登山道は期待が大きいが、事前の下調べでは植林が多いとのこと。この目で確かめるべく、しんばらく稜線を歩き効果が始まると薄暗い植林に中に突入した。登山口まで植林の中のジグザグコースを一気に降りた。登山口からは約2キロの林道歩きが残っている。日陰は積雪があり大変歩きにくい。しかもほとんどが登りなので、またひと汗かいてしまった。

 

 

 

2004_1_18