野登山(鈴鹿)2004年1月12日 |
■野登山(鈴鹿)2004年1月12日 No.246 隊長 小岐須渓谷駐車場(10:19)〜一ノ谷コース〜(11:25)マド(11:35)〜(12:09)国見ひろば(12:54)〜野登寺(13:22)〜林道仙鶏尾根分岐(13:41)〜仙鶏乗越(14:19)〜小社峠分岐(14:42)〜林道終点(14:49)〜小岐須渓谷駐車場(15:30) 池木屋山の筋肉痛がまだ治まらないが、青空に誘われて野登山に、小岐須から一ノ谷コースで登った。遠望がきいたので、御岳、乗鞍、穂高連峰まではっきりと確認できた。野登といえばやはり大杉とお寺でしょう。 小岐須渓谷の駐車場には、登山者の車がすでに3台停まっていた。ここは入道ケ岳、宮指路、仙ヶ岳、野登山の登山口でもあり、シーズには満車になることも多いが、やはり冬場の入山者は少ないようだ。大きな寒波がきていない鈴鹿は積雪もなく、穏やかな日和に誘われてのんびりと歩くのもいいだろう。ただ、猟期の真っ最中なので、お互いの行動には注意したいところだ。 一ノ谷 約1時間でマドに出た。風もなく暖かい。獲物を谷に追い込んだのだろうか、猟犬の声が騒々しく谷に響いている。ここから国見ひおろば間では約30分の登りだ。こじんまりとした雰囲気のいい痩せ尾根だ。雑木の中で展望には恵まれない。本日は急ぐこともない行程なので、岩の上に腰をかけてゆったりとした気分でコーヒーを飲む。 一ノ谷から入道 コースが平坦になるとススキ野原が現れ、国見ひろばに飛び出す。国見ひろばとはよくいったもので、鈴鹿市全域が一望できる。前々市長の記念碑が建てられていた。天気がよいので実に遠くまで見える。地表付近の空気は靄がかかりよどんでいるが、上空の空気の透明度は高い。 国見ひろばから鈴鹿市 御岳が目に飛び込んできた。白く大きな山だ。少し北を見ると乗鞍から穂高に続く北アルプスの山並みが見える。デジカメの電子ズームを効かせて望遠で撮影しておいた。あとで画像処理したのがこの写真だ。シミュレーションと比べるとよくわかる。
穂高の左に槍も見えているはずだが、確認ができなかった。鈴鹿の山を見れば雨乞岳が仁紀は白く目立っている。昼食後、1時間ほどぼんやりと景色を見ながら過ごした。その間に鉄砲の音が何度も谷に響き渡った。
国見ひろばから雨乞岳
さて、このまま帰るのももったいないので、山頂を散策する。国見石から二等三角点のある山頂を経由して野登寺に出た。ブナの原生林が有名だが規模はそれほどでもない。それより大杉だろう。これだけのもはなかなか見られるものではない。兵火による全山消失が1583と記されているので、その後の復興時に植樹されたものだとすると、400年以上に樹齢だろう。
このお寺も、平成10年の台風7号で被災したが、その後の修復事業により創建時に近い状況に修復されたそうだ。
林道から宮指路岳と雨乞岳 まだ時間があり来た道を帰るのも芸がないので、少しは登山気分が味わえる仙鶏尾根から帰ることにした。お寺の裏をマイクロウェーブに通ずる車道まであがり、この車道を下った。日陰は積雪がありガチガチに凍りついている。名古屋ナンバーのワンボックスが側溝にはまりこんでいた。山頂まで車道が来ているのはどうかと思うが、自然と歴史がうまく調和していて山も、別な趣があってなかなかよろしい。 仙鶏尾根は仙ケ岳が正面に見える車道から入る。小さな案内板が目印だ。最初は薄暗い植林帯につっこむので全く趣がないが、これを過ぎると展望のよい痩せ尾根が続く。この尾根の核心部分は中程のガレ場付近だろうか。約40分で仙鶏乗越に出た。ここから林道終点まで植林帯が続くが、例の通報ポイントの標識があるので安心して歩くことができる。途中で小社峠からのルートと合わさり、約30分で林道に出た。さらにこの林道を40分歩くと、もとの駐車場に戻る。
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2004_1_12 |