修験業山、栗乃木岳2003年11月16日
|
■修験業山、栗の木岳 2003年11月16日 No.235 隊長 川上 八幡神社駐車場(9:34)〜不動滝(9:43)〜堰堤(10:04)〜尾根(10:43)〜栗の木分岐(11:33)〜高宮(11:45)〜修験業山(12:09)〜(12:21)昼(12:59)〜(13:08)高宮(13:15)〜(13:50)栗の木岳(14:10)〜川上分岐(14:32)〜川上 八幡神社駐車場(15:43) 一通り鈴鹿の取材が終わったので、気になっていた台高や美杉の山に足を伸ばすことができた。秋のベストシーズンを鈴鹿に費やしたので、少し季節外れの感があり、登山者も少なかった。この山はシャクナゲの頃に訪れたい山であるが、稜線のブナの自然林は見応えがあった。花も多いと聞いているので、春の山行を楽しみにしたい。 自宅から台高までだと2時間以上のドライブを強いられるが、美杉までだと、うまくいけば1時間30分で登山口に立てるのがうれしい。伊勢奥津から雲出川にそって終点まで車を進めると川上八幡神社がある。参道両側には灯籠が並び、駐車場やトリレもよく整備されている。駐車場からの参道のモミジも紅葉してきれいだった。
修験業山への登山口は社務所左手にある。よく整備された白山谷の左岸の道を進んでいく。丸太橋を渡り右岸に出てしばらく進むと不動滝に行き着く。2段の滝になっていて、なかなか趣きがある。花の終わったアケボノソウがたくさんあった。滝の手前の木製の橋を左岸に渡ると登山道らしくなってくる。登山道は何度も谷を渡り返しながら、この白山谷をつめていくコースになっている。堰堤を左岸から高巻くと二股に出るので、ここで左の谷の左岸に移りしばらく進む。徐々に沢から離れるように山腹に取り付くと、ジグザグの急登が待っている。稜線から降りてくる痩せ尾根に乗るまでの辛抱だ。今日はこの時期にしては気温が高いので一気に汗が噴き出してきた。 ひと汗かいた頃に尾根に乗った。進行方向左側が植林で右が自然林になっている。林業が盛んなだけによくぞこの斜面にと感心するところまで植林が進んでいる。片側が自然林なので明るく雰囲気のよい尾根道だ。登るにつれて徐々にシャクナゲが現れ出した。天気は徐々によくなっていくようだが、通り雨があり、慌ててカメラをザックにしまった。
穏やかに見えた尾根であったが、登るにつれて素性がわかってきた。シャクナゲのある尾根は穏やかではないのは常であるが、やはりこの尾根もそうであった。随所に痩せた尾根の急斜面があり、木の根っこに捕まりながらぐいぐいと高度を上げている。傾斜が緩んでくるとすぐに稜線に飛び出し、ブナの大木に迎えられた。
三峰山脈の稜線は国定公園になっていて、ブナ、ナラ、リョウブなどからなる自然林が美しい。またこの時期は落葉して明るく広々とした感じた。稜線を少し登ると川上山若宮八幡神社高宮がある。祠はないが石材でできた鳥居は立派だ。また、北と南に展望が開け、北には室生の山々、南には台高の山々を一望できる。本日は天気がぱっとせず、写真にならず。
稜線は多少のアップダウンはあるが、高宮から15分ほど歩くと、修験業山に到着した。山頂といっても稜線のピークなので、標識がないと通り過ぎてしまいそうだ。展望はない。お昼は、栗乃木岳が見えるところまで引き返した。 つづく
|
2003_11_02 |