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■伊吹山　２００３年８月４日(月)N0.219　

　３合目〜山頂散策〜３合目

　８月上旬になると伊吹山は夏の花の時期を迎える。とりわけこの時期はシモツケソウの群生に圧倒され、カメラを抱えてベストポジションを探し歩くことになる。今年も期待を裏切らない咲きっぷりで、多くの観光客を楽しませていた。

　地上は猛暑になっている。３合目まで楽しようと車で上がったが、少しは気温が下がったものの、日陰のない草原歩きは目がくらむほどの暑さである。１合上がるごとに休みたくなるほどだ。５合目小屋のかき氷の旗が気に入った。帰りには是非とも寄りたいなと思い、山頂を目指す。最近はコクサギがのさばってきたので、草刈りの作業をしているようだ。大変な暑さだから、さぞかし作業も大変だろう。われわれは遊びできているわけだから、暑いどうのこうのと文句を言う資格はないが、といっても夏場の低山登山は大変だ。アルプスであれば、重い荷物を担いで、最後の２，３００ｍは体力も限界にきていて、足が上がらなくなるような辛さだが、夏場の低山はまたちょっと辛さがちがう。７合目からは徐々に登りがきつくなってくるが、山頂が近づくにつれて花も多くなってくるので、辛さも少しは和らいでくる。さて山頂は、期待どおりの花盛りだ。平日ではあるが、かなりの人出だ。山小屋も盛況で、氷水で冷やしたトマトや西瓜、アイスクリームなどが売れていく。よく冷えた缶ビールと食後のアイスクリームは絶品であった。その後、遊歩道を時間をかけて楽しんだ。