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伊吹北尾根2003年5月24日

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伊吹北尾根2003年5月24日(土)No.212 隊長、うさぎ

 夏の花にはまだ早く、春の花の咲き残りを求めて、伊吹北尾根に足を運んだ。今の足の状態では山麓から山頂まで歩き通すことができないので、コースがかなり制限されている。花を求めるなら、この北尾根は実力十分だ。見られた花を上げると、タニウツギ、キリ、ヤマツツジ、ハクサンハタザオ、キバナハタザオ、クサボケ、ヤマブキソウ、セリバヤマブキソウ、ヒメウツギ、ウツギ、ミヤマハコベ、クルマムグラ、ツクバネウツギ、ユキザサ、アマドコロ、ホウチャクソウ、エビネ、コケイラン、フタバアオイ、イチリンソウ、ラショウモンカズラ、チゴオユリ、サンショウ、グンナイフウロ、コンロンソウ、ウマノアシガタ、ヤマアジサイ、ヒメレンゲ、ルイヨウボタンなど。

 朝10時30分、ドライブウェイの北尾根登山口付近は満車だったが、到着と同時に1台出たので、そこに車を停めた。登山口に立ち電波塔までは視界があるが、もやがかかってはっきりとしない。足をかばいながら慎重に降りる。イチリンソウ、ラショウモンカズラ、ハクサンハタザオが出迎えてくれ、花の山を改めて実感する。この尾根はほとんどが樹林だが、部分的にカルストの地形が見え隠れし、地形に変化があるせいか植物の種類も多い。イチリンソウ、ラショウモンカズラ、ハクサンハタザオと聞けば、鈴鹿の山と同じかと思うところだが、早春にはザゼンソウが出迎えてくれ、6月になるとヤグルマソウ、カノコソウ、この時期ならサンカヨウが出迎えてくれる、鈴鹿との違いを実感する。

 標高点1149を過ぎると徐々に降下が始まる。このあたりは伊吹山頂のように高原上になっているので、遊歩道で見られる花が多い。カノコソウの芽が出たところで、ヤグルマソウもこれからだ。ユキザサがまとまって咲いている。降下の途中でサンカヨウを探すがすでに花が終わったのか、確認できなかった。ウマノアシガタ、コンロンソウが今が盛りと咲いていた。標高差250mほど降りてから今度は、標高点932から三角点1070を目指す。多少のアップダウンがあるが、標高点1149からの急降下ほどではない。それよりも、石灰岩がごつごつしていて、足首を痛めているものにとっては大変歩き難い。花が多いのもこの区間で、この時期に元気がいいのは、ヤマブキソウ、フタバアオイ、ウツギ、ラショウモンカズラ、ホウチャクソウといったところか。ヤマシャクヤクの咲き残りでもと思ったが、すでに花は終わっていた。希少なところで、エビネ、コケイランがあった。

 今日は5時に帰宅せねばならなかったので、三角点の手前の展望のよいところで軽く昼食を済ませ折り返した。


タニウツギ ドライブウェイで


ホウチャクソウ


クサボケ


ハナイカダ


エビネ


コケイラン

ラショウモンカズラ


フタバアオイ


ツクバネウツギ


イチリンソウ

 

 

2003_05_17