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       御池岳(鈴鹿)2003年4月27日  | 
  
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       ■御池岳(鈴鹿)2003年4月27日(日)No.208 7人  アカヤシオかカタクリか、どちらにするか迷ったがカタクリの要望が大きかったので、花を求めて御池を歩いた。 
 芽吹きからのわずかの間、コグルミ谷は花の季節を迎える。ヤマブキソウの情報も入っていたが、コグルミ谷登山口付近で見つけることができなかった。しかしニリンソウは相変わらずたくさん咲いていた。昨夜来の雨で花が弱っているが、朝の陽に誘われて蕾が開いてくるところだ。谷を進むとヤマエンゴサク、ヤマネコノメソウ、カテンソオウ、エンレイソウなどの常連が出迎えてくれた。毎年のことがだ、この時期は必ず一度はこの谷を巡り、これらの花を見て春が来たなと実感する。特に珍しい花たちではないが、この時期にしか見られない花なので、季節感を感じずにはいられない。 
  タテ谷分岐でひと休み、またまた長命水でひと休み、といった具合でなかなか先に進まないが、贅沢な時間はじっくりと味わいたい。(足が本調子でないので、このペースはあいがたいのが本音である) 
 真の谷に近づくにつれてバイケイソウが多くなってくる。茶色一色の落葉樹林にバイケイソウの緑がまぶしい。春の息吹を感じる一瞬である。 
 
 苔むした岩の上でシマリスが何かを食べていた。サービス精神旺盛でギャラリーのカメラにも動ぜず、何度もポーズをとってくれた。 
 お昼のラーメンに入れたいくらいのキノコだが、食不敵ならまだしても、毒があればもだえ苦しむことになるので、手を出すべからず。 
 何度か通っているが、平池か南池かわからない。笹を掻き分けて真の池に出た。ドリーネのキバナノアマナに期待したがまだ時期が早かった。来週には花が開きそうだ。その後日本庭園でお昼ね。苔の上で横になっているとヒルがにょろにょろとはい上がってきた。いよいよこいつのシーズンがやって来るな。 
 
 笹原の中にキクザキイチゲが咲いている。この花は笹原が好きなようで、人に踏まれないからいいだろう。またカタクリの花が県境稜線で見頃になっている。しばらくは楽しめるだろう。 
 
 
 
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       2003_03_2  |