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伊吹山3,4合目、御在所馬の背尾根 2003年4月13日

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伊吹山3,4合目、御在所馬の背尾根標高750m 2003年4月13日(日)隊長、うさぎ

 花の咲き具合に合わせると、なんとも中途半端な山行になってしまうが、花の状況は自分の足で歩いて稼いできた。来週の山行の参考にしてください。また他の山の花情報くださーーい。

伊吹山:1合目でオドリコソウが咲き始め、3合目でアマナが見頃です、まるで雑草のごとくはえてます、キバナノアマナはちょっと早めかな、こちらの方はちょっと探さないとね、ニリンソウも咲き始めでほとんどが蕾、エンゴサクもちょっとだけあった。3合目遊歩道のスハマソウは全開バリバリで見事な群落をつくっています。他にシロモジが見頃。馬の背のイワウチワが気になったので、お昼前に切り上げて、御在所に向かう。

3合目の花散策遊歩道でカモシカ君と出会う。昨年もこの時期に6合目で出くわしたが、ちょっと太り過ぎていたので、ハリマオさんにカモブタといわれた。今日のは中肉中背といったところか。近づいても逃げようとせず、悠々と草を食んでいた。

朝方はガスがかかっていたが、天気予報通り昼前には青空が広がった。それを待ちわびるかのように一斉にアマナとスハマソウが花を開きだした。朝は全部花が閉じていたのでがっかりしたが、ねばった甲斐があった。ゴンドラが止まっていたので、山頂を目指す登山者は1合目から登ることになる。今日も多くの登山者が山頂を目指していた。枯れ草の中に白い花を開いているので目立たないが、よく見るといたるところに咲いている。夏になれば花を求めて一喜一憂する登山者が多いが、この時期のほとんどの登山者は花に気づかないみたいだ。

 昨年は確かヒロハノアマナも見かけたが、今年はほとんどがアマナだった。キバナノアマナも何株かはあったが、まだ花が開かず撮影断念。この花は花柄が柔らかいので風に揺れて撮影がむずかしい。花柄が伸びるまでに花が開いてくれると撮影がしやすい。何よりも太陽の光がないとどうにもならない。


3合目遊歩道のスハマソウ

 スハマソウは多いと聞いていたが、遊歩道にたくさんあった。藤原のスハマソウハひょろっとてるがここのはよく育っていて大きい。これはスハマソウに限らず、花全般に言えることだ。

御在所:温泉街の桜が見頃、三岳寺のモクレンは咲き始め、ショウジョウバカマがよく育って見頃、観音山遊歩道のイワウチワは全開バリンバリで、馬の背の標高600mまでが見頃を迎えている、登るにつれて、徐々に蕾が多くなり、標高750m付近でUターン。ミツバツツジが咲き始めている。コブシ、クロモジは見頃。

さて伊吹に行く前から気になっていたのが、馬の背のイワウチワだ。今日は暖かくなるという予報だったので、少しでも時間を遅らせば花も開くだろうと目論み、馬の背を伊吹の後にした。春の花は1週間もずれると見頃が終わってしまうので、少し早い目に様子を見たいところだ。


イワウチワ(御在所 馬の背尾根)

 蒼滝下のPから出発。ロープウェイ駅前を通り、階段を下りて山岳寺への参道を登る。伊吹の散策が終わり昼食、移動を挟んでいるので、もう一度、登りのモードに入れるのは大変だ。気温が高いので一気に汗が噴き出してきた。標高差は300mはある。石段を登り、三岳寺の境内から観音山遊歩道西回りに入る。ショウジョウバカマが沢山咲いている。少し登ったところからイワウチワが咲いている。群生ポイントはいくつかあるが、順に咲き具合を確かめながら登っていく。イワカガミも混在しているので、花がないところはイワカガミだと思っていいだろう。600m付近が見頃だった。750mまで登ったが蕾が多かった。来週はかなり咲き上がっているだろう。

シデコブシ:田光はもう終わりに近づいているが、桜は見頃を迎えている。

 昨年は不作だったが、今年は沢山の花をつけてくれた。イワウチワとこの花が咲くときがだいたい同じなので予測が立てやすい。もうしばらく楽しめそうだ。


シデコブシの蕾(桜)


シデコブシ(桜)

 

2003_03_2