神岳、桧塚奥峰、桧塚(台高) No.184
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■明神岳、桧塚奥峰、桧塚(台高) 2002年11月23日 No.184 明神岳登山口(千秋林道万丈橋手前)(9:00)ー(9:20)ワサビ谷(9:26)ー半壊造林木屋(9:37)ー(9:50)P965(本谷と奥山谷の合流点)(9:55)ー源頭(11:00)ー水無山ー明神平(11:38)ー(12:09)明神岳(12:45)ー桧塚奥峰(13:17)ーマナコ谷道分岐ー桧塚(13:33)ーマナコ谷道分岐(13:41)ーマナコ谷登山口(14:20)
明神岳登山口720m、明神平1323m、水無山1414m、明神岳1432m、桧塚奥峰1420m、桧塚1402m、マナコ谷登山口650m(登山口の標高は正確ではない) 昨日の晴れの天気予報を全く疑わず、台高の稜線に思いを馳せ快調に伊勢道をとばす。しかし、勢和多気ICと降りると、なんとフロントガラスにボツリボツリと雨が当たり出した。松坂あたりからは遠くの山並みが見え、期待もふくらんでいただけに、がっくりときてしまった。台高が近づくにつれて、ワイパーが連続状態になってきた。天気予報では飯高は三重県北部になっているが、台高は例外のようだ。日本一雨が多いと言われる大台だからやむやしとする。 分県登山ガイドによると、本日のコースは三星レストランになっている。県内に3つしかない三星レストランのうちの1つだ。全く初めての山域だけに、結果としては少し慎重になりすぎた感があるが、安全登山がいいに決まっている。なんども地形図を見ていたので、シミュレーション通りの行動ができた。
余計なことを書いたが、写真を見て、ルートは右だ。地形図を見れば、P965地点に降りることになるのがわかる。等高線の混み具合から、傾斜も予測でき、地形と現在の自分の位置、向かうべき方向が把握できれば決して迷うことはないだろう。
奥山谷コースは、まずはP965地点に西から降りてきている尾根に取り付く。目印があるのでよくわかる。これからはこの奥山谷の左岸を進むことになる。地形図ではルートが右岸になっているが、いつから変わったのだろうか。いくつもの支流が流れ込んでいが、ルートは大きく高巻くこともなく、しかも標高差があまりないので、実に快適な谷歩きが楽しめる。途中一カ所だけ崩落しているところがあるが、難ではない。
左岸を通っていたコースが上流に行くにつれて谷に近づいてくる。谷の幅も狭くなり、何度か渡り返しながら進む。岩も大きくなり、栃やサワグルミの巨木が目立つ。さらに谷を詰めていくとヒメシャラやブナが現れだした。谷が細くなり少し開けたところから向きを西にとる。登りが徐々にきつくなり標高差約200mをしのげば、源頭に登り着く。
明神平は名のごとく実に広々としたところであるが、ガスのために草原の広がりが確認できない。丘を登り明神岳に向かう。登山道は高低差もさほどなく、踏みあともしっかりとしていた大変歩きやすい。ブナの林床は一面が笹で覆われているが、背丈が低く膝に満たない。これでガスさえなければ文句なしなのだが。このあたりの稜線が地形図からもわかるように、北側は緩やかで南側は切り立った斜面となっている。一本尾根を30分ほどたどると明神岳に到着した。
ピークといってもなだらかな稜線上にあるので、案内板がなければ知らずに通過してしまいそうだ。ここで昼食にする。本日のメニューは袋ラーメンだ。豚肉とキャベツと生卵を持参したので、少しはリッチな気分になれる。ピークが台高の縦走コース上にあるので、もう少し人通りがあるかと思ったが、意外と通過する日とが少ない。もちろん紅葉のシーズは終わっていて、しかも天気が悪いので敬遠されたのだろうか。
早々に昼食休憩を切り上げ、奥峰に向かうことにする。行程は等高線から判断して平坦で歩きやすいようだが、一本尾根ではなくもう少しガスが深いと磁石なしでは不安である。早速次の目標点の方向を計ろうとするとサイドバックに入れてあるコンパスがなくなっていることに気づく。明神平からの稜線でデジカメを取り出したときに落としたようだ。腕時計のコンパスで代用できるので、引き返すのはやめにした。誰か拾ってくれていないかな?
なだらかなピークが桧塚奥峰である。地形図から察すると、ピークの東方向は急な崖になっていて見晴らしが良さそうだ。しかし、ガスで何も見えないので確かめようがない。
奥峰からしばらく進むとマナコ谷コース分岐がある。ここから桧塚をピストンした。稜線が少し細くなっている分、見晴らしもよいだろうと思う。稜線ではシロヤシオがよく目についた。来年は是非ともシロヤシオの咲く時期に来てみたいと思った。マナコ谷コースであるが、丈夫は笹とススキの原で広々とした感があるが、植林帯に入るとうっそうとしている。かなり上部まで未舗装の作業道が登山道を縫うようにのびているので、何度も交差することになる。約40分で一気に下った。途中、年配のご夫婦が軽装備で上がってきた。この時間からだと山頂往復は無理だろう。
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