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霊仙山 2002.10.06 No.175

 

霊仙山 2002年10月6日 No.175

 芳しくない天気であるが、予定通り登山を開始する。夕方までhあ天気が持ちそうであるが、風も強くガスの流れも激しい。気温は低いが湿度が高いので、汗ふき峠までに汗が噴き出してきた。だから汗ふき峠なのだろう。いろいろな季節に何度となくこの峠を通っているが、今日は湿気を帯びた風が谷から吹き上がってくる。久しぶりに大勢での登山となった。大勢といっても6人である。もう少し天気のよいときに登りたいが、天候ばかりはどうにもならない。天候は悪化に向かっているが、何とか下山まではもちそうである。初心者が多く、平均的なペースをキープして登りにかかる。予定通りの時間に見晴台に到着する。上空を見上げると雲が次から次へと駆け足で通り過ぎてゆき、期待した琵琶湖も望めない。むき出しの石灰岩は白く、傍らにはイブキトリカブトが風に揺れていた。紅葉にはまだ少し早いが、マユミやムシカリの赤い実が秋を彩っている。ここから猿岩まで徐々に花が多くなってくる。ナギナタコウジュ、ノコンギク、シロヨメナ、トモエシオガマ、イブキトリカブト、ミツバフウロ、ゲンノショウコ、カワラナデシコ、リュウノウギクと、秋の役者がそろっている。急登をしのぐとやがて笹原の台地に飛び出す。笹の道は経塚山まで続き、天気がよければ最高の散策路にあるが、このまま進むと雲の中に突入である。途中、お虎が池では、地元の人が池のまわりの笹を刈り込んでいた。また、大学関係の人が池の調査をしていた。と書くとたいそう大きな池のようだが、初めての方は一度ごらんあれ。


 経塚山は強風が吹く雲の通り道になっていて、長居は無用とばかりに山頂を目指した。記念撮影後、風裏を探してお楽しみの昼食休憩にする。カッパやヤッケを着込んで風をさける。お目当てのリュウノウギクは6分咲といったところか。天気が悪いので撮影には向かない。白い花なのでバックは青空のブルーが背景にほしいところであるが期待できる天候ではなかった。少し早い目に昼食を切り上げて帰路につく

 

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