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霊仙山(鈴鹿) 2002.2.16 No.143

 

霊仙山(鈴鹿) 2002.2.16 No.143 new

  槫ケ畑(10:00)−汗フキ峠−(13:30)山頂(14:30)−汗フキ峠−槫ケ畑(16:00)


霊仙山 山頂

 ここからだと霊仙山までのアプローチに2時間かかるので、朝は5時半に目覚ましをかけた。2万5千図を準備し、槫ケ畑、今畑、笹峠、西南尾根、三角点、槫ケ畑の行程を確認した。準備は万端である。しかし、目覚ましを止めたところまではよかったが、また、眠ってしまったようだ。気が付くと7時になっていた。遅刻だ。慌てて荷物を整えて出発した。一生懸命お仕事に励んでいるハリマオさんをよそめに、先を急いだ。醒ヶ井の駅が工事していたので通り過ぎるところだった。養鱒場から林道にはいると、凍結した雪道になっていた。このときのために、燃費の悪い4WDに乗っているのだ。轍がはっきりとしているので、間違って谷底へ落ちることもないだろう。乗用車では躊躇したくなるくらいの積雪だ。とうよりも凍結しているので、ストップすると今度は発進できなくなりそうだ。


見晴らし台


 登山口につくと、1台の乗用車が止まってきた。また、林道を歩いてきた男性登山者が入山の準備をしていた。急いで準備を済ませ入山したのが10時だった。廃村とカナヤを過ぎて汗フキ峠まだは順調である。ここで進路をどちらにとるか迷う。今畑まで降りて、笹峠を経由して西南尾根に取り付くか、このまま山頂をめざし、西南尾根を散策するか。しかし、朝寝坊のおかげで時間にゆとりがないので、とりあえずは山頂をめざす。



 見晴台までくると積雪も多くなってきた。雑木が伐採してあるので、眺望がきく。琵琶湖と長浜の町が見える。一息入れ先を急ぐ。急登をしのぐと雪原の飛び出した。夏は一面の笹原だが、今はすべてが雪に隠れている。この広々とした開放感は、この山の醍醐味だ。しかしここからが大変だった。わかんかスノーシューを持っていればよかったが、装備なしではつらい。雪に何度も足を取られるので、一気に速度が落ちる。この時点で西南尾根の事など考えるゆとりが無くなった。


 お虎が池


 ひとつ丘を越えるとお虎が池だ。池も鳥居も雪に埋もれている。正面が経塚山、右手が三角点だ。このあたりからは登山道は自分で作るらしい。スノーシューやわかんの足跡がある。わかんにくらべるとスノーシューは浮力があるみたいだ。ほとんど踏み込んでいない。それに比べ、道具を持たない愚か者はここからが試練だ。三角点めがけて直登を決めたのはいいが、雪に足を取られ進まない。道具持ちに比べ余計に体力が必要だ。


経塚山(左)


 しかし、なんとか山頂にたどり着いた。3名ほどの登山者がいた。天気がよいので日差しがきつい。雪焼けしそうだ。昼食も忘れて撮影にかかる。雪化粧した伊吹山がすごく綺麗だ。少し右に見えるは白山のようだ。もうすこし右が御岳か?それから中央アルプスと続く。南を見ると御池、藤原が見える。こちらは逆光なので、シルエット状だ。風もあまりなく、1時間ほど過ごせた。この時点で西南尾根をあきらめる。スノーシューともう少しの時間があれば、挑戦できたと思うが。


伊吹山



西南尾根と御池、藤原

 

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