冷川岳(鈴鹿) 2002.1.20 No.140
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コグルミ谷登山口(9:30)−長命水(10:10)−天が平(10:50)−真の谷− 本日も重役出勤で、コグルミ谷下の駐車場に到着したのが9時過ぎだった。昨日、今日と天気がよいので、駐車場の方も満車状態で、だめだと思って外を見ると、なんとスズカハイの中村さんがいました。何とか一台残った駐車スペースにとめる。ここまでは、先週苦戦した橋も雪が消え、なんの問題もなかった。準備を整えていると中村隊3名が出発した。少し後から出発する。
登山口を入ると雪はザクザクの状態で、よく踏まれているところはツルツルとすべる。せっかくアイゼンもっているので装着することにする。アイゼンが雪をとらえる音が気持ちいい。十分機能はしているが、それよりも雪を踏む音が快感だ。知らぬ間にタテ谷出合いを過ぎ、気がつくと長命水の手前まで来ていた。今日もカメラを3台持っているので、ザックが重く、汗が噴き出してきた。 長命水で中村隊と合流する。行き先が同じなので一緒に行動することにする。少し休憩し、中村隊長は6合目の看板を持って歩き始めた。何でも位置が違うとのことで、修正するためである。皆さん、大岩から直登したようで、天ガ平への踏み跡がない。しかし、雪がよくしまっているので、大変歩きやすい。とにかく進めるときはどんどん進みましょう。先週が嘘のようだ。次にまた寒波がくればこうはいかない。6合目の案内板が天ガ平に立った。中村隊長ご苦労様でした。今日の天ガ平は非常に穏やかだ。カタクリが春風に揺れる頃もいいが、雪の峠もいいものだ。天気も午後から下り坂だそうだが、今のところ青空も見てて問題なしだ。 真の谷に降りて直ぐに登りにかかる。標高差は約300メートルあるが、一気にテーブルランドに立つことができる。足下が悪くなければ、約1時間の行程である。出合いから尾根に取り付いてからしばらくは急な登りで息が上がるが、しばらくするとトラバース気味に高度を稼いでいけるので、思ったよりもきつくない。雪もしまっていて、ところどころズボッと足を取られるが、新雪のトレースとは天国と地獄ほどの差がある。小休止を入れながら約1時間でテーブルランドに乗っかることができた。
夏のブッシュが嘘のようだ。すべてが雪に埋もれ、雪原になっている。雪がしまっているので大変歩きやすい。ルンルン気分で奥の池をまわり、東の端に向かう。あちらこちらに大小のドリーネが散在する。新雪でこのドリーネにはまりこむとアリ地獄のようになって、抜け出せなくなるかな?
東端に到着。ちょうどお昼の時間になった。少し風はあるが、あまり苦にならない。めいめいがお湯を沸かし昼食の準備にかかる。1月に入ってからの山行では、立ったまま凍りかけたおにぎりをほおばることばかりだったので、まともに昼食ができたのが嬉しい。インスタントラーメンの美味いこと。そして、ここからの展望は抜群だ。眼下に土倉、左には藤原岳、右手にはT字尾根が見える。森が緑に覆われると地形がよくわからないが、この季節は手に取るようにルートを目でたどることができる。しかし、逆光のためにカメラ写りはよくない。
昼時なので、藤原岳の避難小屋は登山者であふれているだろうが、ここ奥ノ平は貸し切りの状態だ。贅沢な時間を過ごす。
午後からは中村隊長の案内で、池巡りをしながら日本庭園まで歩く。まずはもう一度奥の池に立ち寄る。初めて見る人は雪に埋もれていて池には見えないだろう。しかし、雪に埋まっている方が大きく見える。東池を通過しボタン岩に立つ。断崖絶壁とはこのことか。秋にはまた、○○○クに会いにこよう。
帰りに池の平で北池に寄ってから、真ノ池の氷に乗ってみる。大の大人二人が乗っても割れない。
あまり長居はできない時間になってきた。丸山出合いからヒキガエルノ池を乗り越えてショートカットだ。中村隊長のシリセードはすばらしい。相当な腕前とみた。すいすいと降りて17時下山となりました。楽しい一日だった。
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