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宮指路岳(鈴鹿) 2001.11.4 No.134

 

宮指路岳(鈴鹿) 2001.11.4 No.134 new

 山の家駐車場(7:40)−大石橋(8:05)−ケヤギ谷−東海展望(9:30)
  −(10:00)宮指路岳(10:40)−カワラコバ−大石橋(11:50)−駐車場(12:10)

 宮指路岳で紅葉を楽しんできました。この前から気になっていましたが、通報ポイントのしっかりとした標識が等間隔で立てられています。通報と言うことは、携帯で連絡がとれると言うことかな?前線通過後は、「風の向きが変わり気温も下がるのだ」と教えていますが、今日はその通りになりました。


東海展望から三体仏岩を見る

 人が予想されたので少し早く家を出ました。案の定、駐車場の残りスペースは後わずかでした。この先の林道はまだ閉鎖されていて、クサリには鍵がかかっていました。またまた、大石橋までは林道歩きです。ちょうど体の暖気にはいいでしょう。ムベの皮があちこちらに落ちています。きっと猿が食い散らしたのでしょう。アケビに比べるとぐっと味は落ちますが、初めての人なら美味しそうな果物に見えるかも。


ムベの実

 大石橋までの林道歩き、花を実ながら歩くとあまり苦になりません。リュウノウギク、シロヨメナ、ノコンギク、コンギク、ヤクシソウが花盛りです。全部がキク科ですね。途中、水くみ場で昼食用の水を補給する。大石橋に到着してからも、本日のルートが決まらず。紅葉をあまりに期待しすぎ、邪念が入っているようです。仙ケ岳は今年は一度登っているので、宮指岳に登ることにした。しかし、しばらく登っていなかったので、どんなルートだったか思い浮かばない。ケヤギ谷から入る。タクシー3台に分乗してきた10人ほどの年輩グループにカワラコバ分岐で追いつく。普段は静かな山だけど、季節もいいので山頂も賑わうことだろう。


雨乞岳

 登山は、張りつめた気持ちで登ると、しんどさもあまり感じないが、あまりにも気楽な気持ちで登ると、えらさばかりが目立ってくる。普段の生活からみると、かなり過酷な行動を強いているのだから、当たり前かもしれない。さて、ちょっとだけ気合いを入れることに。

 花崗岩の山は、石灰岩質の山に比べると、高いところまで水があることが特徴だろう。谷筋から稜線に出るあたりは傾斜も緩くなっていて、いくつかの支流が集まり少し広がりがある。シロモジの葉の黄色の絨毯が目を引く。テント泊したくなりそうなところだ。(写真撮るの忘れた)


仙ケ岳 (手前は三体仏岩)

 稜線に出ると風がきつい。いつもなら東海展望でゆっくりしたいところだが、風にとばされそうで、岩の上に立つのが怖いくらいだ。さっさと撮影を済ませ、宮指路へ向かう。


右の奥は入道ケ岳

 今日は空気が澄んでいて、眺望が抜群だ。先週の事が頭に浮かぶ。今日はみなさんどこにいるのか。家にいるはずがないでしょう。私が山にいるくらいだから。毎週、山遊びしているとちょっと恥ずかしいけど、病気だからどうしようもない。しかし、あと何年登れるかと思うと、ちょっと寂しくなってくる。だから今を大事にしましょう。


ツルリンドウの赤い実

 しかし、我の連れ添いは、野生の本能丸出しだ。赤い木の実を見つけると手当たり次第に食いつく。ひとつ粒とって口に入れるのなら可愛いが、枝を口に寄せてまとめて口に入れている。恥ずかしいから、そばによれない。おまけに、他の登山者に食べることを強要する。大宮町の山奥で、小学校にはいるまでは猿と一緒に暮らしたそうだ。?


稜線上の鎌ケ岳

 雨具を忘れて暖が取れないので、ツェルトを貸してあげる。ツェルトにくるまってご機嫌だ。山行き3回分は点数稼げた。


紅葉

 カワラコバから下山した。ウメバチソウもセンブリも花が終わっていた。

 

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