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霊仙山  2001.10.07 No.130

 

霊仙山 2001.10.7 No.130

 槫ケ畑(9:50)−汗フキ峠−経塚山(11:40)−山頂(11:55)−槫ケ畑(14:30)

 本日も昨日同様に明確な目的を持った登山だ。できるだけとばしたいところだが、昨日の今日なのでどうなることやら。重役出勤のため、登山口には駐車スペースがすでにない。予想されたことだが、もうすこし広いといいのにと思う。やむなく少し下がったところの駐車スペースを使う。ここは3台の駐車ができる。準備を整え林道を歩く。ツリフネソウの赤紫色が目立つ。あまり綺麗とはいえないが、メナモミも多い。オナモミも出てくれば野原みたいだと思いながら歩いていると出てきました。いつも花ばかり気にしているので先に進まない。今日は山頂のリュウノウギクが目当てなので、登ることに専念することにする。昨日の疲れが、間接や筋肉に残っているようだ。2日続きはあまりないので、手応えがつかめない。しかし、体は軽い。昨日、汗を流しているからだろう。


ツリフネソウ


 登山口からカナヤさんまでの間は、相変わらずじめじめしている。もうすこし気温が高いとヒルさんのお出ましだ。しかし、戦闘的な小動物のことなど気にせずに先を急ぐ。カナヤさんではいつものように、ラジオを鳴らしている。夏場なら帰りには、いつも決まって、冷えた缶ジュースを買って飲むのが楽しみだが、もうその季節も過ぎた。体が軽いのでスピードが上がる。といっても、もう若くはないので、20分の所を15分くらいのペースだ。
 人で賑わっている汗フキ峠をパスして5合目の見晴台をめざす。汗が噴き出してきた。やはり汗フキ峠だ。足下には、生育の悪いアキノキリンソウが少し咲いているくらいで、あとは見る花はない。少し雨が降ったのか、4合目あたりが滑りやすい。5合目で5分小休止し、給水する。戦闘的な小動物のことが頭をかすめたので、ズボンをめくってみると、不覚だったようだ。とどまっていれば、こちらも反撃して体を多数に分割してやるところだが、ヤツの姿はない。来年は防虫スプレーをいろいろと試してみよう。


ナギナタコウジュ


 体が冷える前に出発する。ナギナタコウジュの盛りのようだ。あまり目立つ花ではないが、アキチョウジと共に秋に咲くシソ科の代表だ。林を抜けたあたりにはリュウノウギクが咲き始めている。少し時期が早いかな。少し紫色をした菊はノコンギクだろうか。急登を過ぎると笹の海だ。 一気に経塚山へ出る。西山商店のご主人が、登山道の笹を草刈り機でかっていた。敬服するのみ。刈り込んだところあたりには来年はササユリが見られそうだ。ササユリは昔、里山でごく普通に見られたが、今はもうない。この花は、人が手入れした山を好むようだ。この山は山頂部を除いて笹に被われているが、もうすこし笹が少なければ、伊吹のように花も多いはずだ。
 経塚山もパスし、山頂をめざし12時前に到着。少し風があり、まともに受けると体を冷やしそうだ。南から風が吹いているので北斜面に腰を下ろす。それほど空腹は覚えないが、お楽しみの昼食タイムだ。昨日は中華料理(カレーヌードル)だったので、本日は和食(○ちゃんの天ぷら付きうどん)である。お湯が沸いたので、ふたを開けて天ぷらを袋から出し粉スープを入れた。いつもは昼食の事など事細かに書かないのだが、ここで事件が起こった。なんとふたの開いたカップが風に吹かれて逆さまになった。いやな予感がする。カップを元に戻すとなんとスープの大半がこぼれてしまった。よく見ると麺に少しだけ粉スープが付着していだけだ。先週は出張先の東京でラーメンを食べたが、やはり薄味だった。しかし薄味といって、頃合いというものがある。後は読者の皆様で想像してください。カップの形状だが、横風へに配慮が足りないと思う。


山頂付近のリュウノウギク


 諸事情により、早い目に昼食時間を切り上げ 、後はリュウノウギクの撮影に時間を費やす。花が白いので青空がほしがったが、そうはいい条件がそろわない。プロの方はきっと、青空の日に来るのだろうな。時計を見ると1時半だ、2日連続で山に来ているので、夕方までには帰りたいところだ。それで、2時半に下山した。家に5時前に着。ごくろうさん。


カレンフェルト

 

 

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