■伊吹山　2001.7.1(日)　No.118

　３合目〜山頂散策〜３合目

　前線の通過で、ガスが出て、しかも風が強く、撮影には不向きな１日でした。しかし、午後からは風は残ったものの、天気も良くなり、山頂が白く光る雲海の上に取り残されたようで、ちょとしたアルプス気分を満喫できました。デジカメを忘れたので、本日は写真を公開できず。しかし、フィルムは４本撮ったので、後日のお楽しみに。

ニッコウキスゲ

　お花はというと、夏の主役達がすこし目覚め始めたところです。

盛りの花は
ニッコウキスゲ、ヤグルマソウ、キバナノレンリソウ、クサフジ、カラマツソウ、ヒロハシモツケ

ヒロハシモツケ

見られた花は
キバナカワラマツバ、カワラマツバ、ササユリ、エゾフウロ、ハクサンフウロ、イブキフウロ、グンナイフウロ、イブキノエンドウ、コウゾリナ、キバナハタザオ、ウツボグサ、ヤマホタルブクロ、ユウスゲ、ミヤマコアザミ、ヒメウツギ、ヤマアジサイ、イブキトラノオなどでした。

カラマツソウ

　３合目まで車で上がる。準備をすませ、草原を歩き始める。ユウスゲの群落では花のつぼみが風に揺れている。もうすぐユウスゲの時期だ。夕方には花を開き、登山者を楽しませてくれることだろう。キバナノカワラマツガが咲きかけている。エゾフウロや、イブキフウロも早いのが咲いていた。草原の向こうの木陰では、ササユリが風に揺れている。

ミヤマコザミ

　さあ登りだ。４合目までは緩やかなようで結構きつい。蒸し暑い。イブキノエンドウはもう終わりか。クサフジと、カラマツソウが盛りだな。５合目の小屋に到着だ。ガスで山頂の様子がまったくわからない。ちょうど今が時期のニッコウキスゲの撮影はできるかな。キバナノレンリソウが気になり、被写体を選びながら歩く。前線通過で風が強くなってきた。小さな花は風があると絞り込めず撮影が大変だ。

ヤグルマソウ

　８合目付近では、ヒロハシモツケが見頃である。グンナイフウロ、キバナハタザオはもう終わっている。木陰にあったヤマブキソウももうない。目が覚めるほど鮮やかな赤色である。ここからの登りはきつい。ガスがはれて９合目が見えてきた。もう少しだ。この時期はまだ花は多くないが、山頂が近づくにつれて期待が膨らんでくる。