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伊吹山 2001.5.26(土) No.114 隊長単独

 ゴンドラ(9:00)〜3合目〜9合目(11:00)〜山頂(11:10)
 山頂の散策〜登山口(15:00)

 半年ぶりの伊吹山。今年も花の季節が始まりました。3合目のゴンドラの駅に降り立つと、アヤマがお出迎えしてくれ、花期の過ぎた白いタンポポの冠毛が風に揺れていました。4合目からはオドリコソウとイブキノエンドウが見られまじめ、山頂まで主役を演じていました。花の多さはたいしたものです。9合目が近づくと、日当たりの良いところでは、グンナイフウロが目につきました。また、少数ですが、木陰ではヤマブキソウが咲いていました。盛りを迎えたウマノアシガタの黄色の花に目が慣れて、うっかりすると見落としてしまいます。また、イブキハタザオがあちらこちらで白い花を咲かせていました。 山頂のお花畑では、鈴鹿ではすでに花の終わったニリンソウが所々で群落をつくっていました。伊吹山では、今が盛りのようです。それよりも、イブキタンポポとウマノアシガタがやたらと目について、道端の雑草のイメージは拭えません。


グンナイフウロ(8合目から見られる)

 伊吹タイムに目覚ましをセットし、次の日に備えたのですが、夕べが遅かったので、6時半起床となりまいた。藤原くらいならこれでいいのですが、鈴鹿市からだと伊吹は随分遠く感じられます。すいた道を走ってしっかり2時間はかかります。1合目から歩こうと思っていたのですが、車を降りるとやたらと足が重く感じられるので、何の抵抗もなくゴンドラの魅力に負けてしまいました。ラクチン!ラクチン!


オドリコソウ(3合目〜山頂)

ゴンドラを下りるとアヤメがお出迎えしてくれました、4合目くらいから登山脇にはオドリコソウが見られはじめます。藤原の坂本谷に咲くオドリコソウ、ほとんどが白色の花をつけるが、ここのものはピンク色のものが大多数を占めています。もちろん白の花を付けているものもありますが少数です。帰化植物のヒメオドリコソウはよく道端で見かけますが、やはり本家の方が大きくて、綺麗ですね。


イブキノエンドウ

 オドリコソウと共に見られるのが、イブキノエンドウです。中腹までよく見られます。道端で見かけるカラスノエンドウと似てますが、花は明らかに違いますね。どうやら、外国から持ち込まれた見たいですね。6合目を過ぎたあたりから、容赦なく照りつける太陽は夏を思わせるほどで、気温も高くなり、汗が吹き出してきました。だんだんと勾配がきつくなるのがこの登山道の特徴です。


山頂のニリンソウ

 鈴鹿では終わったはずのニリンソウが山頂では盛りを迎えていました。ここのものは花が大きいですね。やはり花の山だけあって、育ち方が違いますね。


イブキハタザオ(9合目)

 小柄であまり目立たない花ですが、特産種のようです。藤原にはハクサンハタザオがありますが、これも兄弟ですね。高所に取り残された花は、山ごとに進化を始めるようです。そのいい例が、トリカブトですね。イブキトリカブトやカワチブシがそうです。


グンナイフウロ(8〜9合目)

 昨年は、花期が終わっていて取り損ねたので、少しだけ思い入れがありました。少し時期が早いと思ってあきらめ半分だったのですが、8から9合目の日当たりの良いところで結構咲いていました。たぶん来週が見頃でしょう。


ウマノアシガタ

 山の田んぼのあぜ道で見かける花が、山頂で群生していました。環境がマッチするのかどうかわかりません。専門の先生に聞いてみましょう。

 花の取材が終わったあとの昼飯は楽しいもの。山小屋のビールやアイスクリームもこれまた美味しい。

 

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