Photo Club 最新情報
|
■雨乞岳 2001.5.12(土) rinさん含めて女性3人、私たち男3人、松(雌) 朝明ヒュッテ前(8:00)〜 根の平峠 〜 コクイ谷出合 〜 鉱山の飯場跡 類は友を呼ぶといいますか、HPを通じて、山好きは自然と集まってくるものです。本日は、奇妙な組み合わせの登山隊が出来上がりました。しかし、初めて出会っても、何の違和感もなく行動できるのは、山好きの特徴かな。 このページの作成には、rinさんの記録を使います。
|
8:00 朝明 抜けるような青空を背景に、新緑の若葉が眩しく輝いていました。根の平峠までのこの道は、何度通ったかわからないくらいです。沢を渡り返しながら、進んでいくと、シロヤシオが咲いていました。鈴鹿の場合、尾根筋でしか見たこと無かったですが、こんな所にあったんですね。砂防堤の上で一息つきました。
|
峠への登りに入るあたりにで、イワカガミの群生が出迎えてくれました。あまりにもたくさんあるので、どこを撮ろうかと判断がつきません。イワウチワが終わってころから、咲き始める花ですね。しかし、イワカガミの方がずっと数が多く、ほとんどの山で見られます。きょうは、登山道脇でずっと楽しむ事ができました。
(9:16)根の平(9:30) (10:00)上水晶(10:25)
|
今年も出会えました。山の貴婦人のヤマシャクヤクに。あちこちで人知れず咲いています。(いや、私たちに見られてしまいました。見るだけだから許してください) ヤマシャクヤクもさることながら、愛知川(神崎川)と平行するゆるやかな林間の道は、味わい深いものがあります。何度通っても、また来たいなと思わせるほど魅力があります。水量のある渓流には魚の陰が走っていました。市街地の雑踏から2時間で、こんなにいいところに来られるのですね。
|
(10:44)コクイ谷分岐 なだらかな林間の道をしばらく進むとコクイ谷分岐に出ます。コクイ谷のシャクナゲに会いたいところですが、今日はルートが違うので見送ることにしました。この先、何カ所かポイントがあるので、そちらに期待しましょう。このあたりから、緩やかな登りが始まります。雨乞と対峙するイブネの山裾の登山道からは、木々の間から雨乞岳が見え隠れするようになります。
|
(11:40)飯場跡(11:55) 旧鉱山の飯場跡からは、国見岳がよく見えます。突然現れる飯場跡は、歴史の臭いのする空間で、違和感なく自然にとけ込んでいます。ゆっくりと時間をかけて、このあたりを散策してみたいものです。当時の生活を偲ばせるものが発見できるかもしれません。
|
麓では花の時期が終わったミツバツツジも、このでは盛りを迎えていました。花の色は、アカヤシオやヤマツツジとはまた違います。
|
ガマズミと思ったのですが、間違っていました。オオカメノキでした。このあたりでは、標高700メートルくらいから見られるそうです。
|
(12:20)杉峠(12:30) 花を見ているうちに杉峠に着いてしまいました。こちらから見てみると左半分が生きているようですね。しかし、いつまで生きられるのでしょうか。 杉峠で昼食をとっている人をみるなり、急に空腹を覚え始めました。昼食にはちょうといい時間です。急斜面を登りきると、展望の開けた尾根に出て、笹の道を進んでいきます。
|
コース脇には、タテヤマリンドウ(ハルリンドウ)が今を盛りと花を開けていました。ハルリンドウはやや湿気のある野に咲くと図鑑にはあります。ところが、この尾根は野ではないことは確かですし、湿気がない尾根に咲いています。ということで、タテヤマリンドウが正しいでしょう。 |
(13:00)昼食(14:00) 歩き始めて4時間、待望の昼食タイムです。登りの1時間は長く感じますが、この1時間はあっという間に過ぎていきます。4時間のある来て、味覚が研ぎ澄まされるのか、口に入るものはなんでも、普段よりも美味しく感じます。
|
イブネが輝いています。こっちに来いといっているようですが、またの機会にしましょう。
(14:13)雨乞岳
|
(14:26)東雨乞(14:43) この時間になると、もう誰もいませんでした。鎌尾根の緑も徐々に濃くなってきています。御在所は、山頂付近がアカヤシオの淡紅色に染まっています。春のさわやかな風の中で、パノラマを楽しんでいると、時間の経つのも忘れてしまいます。 七人山のコルからはあまり花もなく、静かな落葉樹林の中を沢沿いに下っていきます。ヤマルリソウがよく目につきました。少し変わったところでは、ツクバネソウがありました。
|
ヤマシャクヤクを貴婦人と表現したら、シャクナゲはなんといえばいいでしょう?少し時期が早かったようです。蕾が多くて少し期待を裏切られた感がかるけど、日当たりの良いあたたかい斜面は満開です。
|
皆さん、「花の山旅」ご苦労様でした。花と山を堪能できたでしょうか。コースはロングですが、バリエーションがあって、飽きずに歩けたと思います。ひたすら山頂を極めるのも、山の楽しみのひとつですが、こんな山旅もいいでしょう。 大きい写真が希望の方は、メールで連絡してください。メールの添付して送ります。 |
Photo Club 最新情報
|