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カタクリ峠2001.4.22 No.105(夕暮れ時のカタクリ峠は風強し)隊長

 コグルミ谷(14:30)〜カタクリ峠(15:30)〜白船峠への途中で時間切れ〜

 イワウチワが見たくて、午後からの出動で、ミニミニ登山に行きました。これほど、目的の明確な登山はないでそう。イワウチワもこれだけ私に惚れられて、どんな思いで待っていてくれたかな?カタクリ峠は、前線通過で晴天なり。しかし、写真家泣かせの強い風。


こんな立派な案内板いつできたの?

グルミ谷はニリンソウがそろそろ主役になろうとしています。来週には盛りになるなることでしょう。他には、ヤマエンゴサクやミノコバイモが少し目につきました。それから、同じ仲間の、ヤマネコノメソウ、ボタンネコノメソウ、ハナネコノメソウは探さなくても目に入ります。藤原に比べると、ハナネコノメソウが多いようです。

命水を過ぎると、風が強くなってきました。前線が通過すると晴天の代償で、決まって風の置き土産がある。こんな事を考えるのは人間様だけだろうか、この山に住む動物たちは、自然にとけ込んで慎ましやかに生きていることだろう。ひとりであれば、色々と思いを巡らせながら歩くところだが、また、今日は事情が違い全く時間がない。私に与えられた時間は、たったの2時間半である。早く峠まで行きたくとも、ちょうど下山ラッシュの最中である。そういえば、コグルミの下の駐車場に大型の観光バスが止まっていたな。流れに逆らって歩くのは、本当にやりにくい。それに、時間が遅いこともあって、話しかけられれば、わけをいう。気が散って、足下の花もおちおち見てられない。そんなことを考えながら登っているうちに、長命水の上に出た。


イワウチワ

ワウチワがやはり待っていてくれました。これだけ私に惚れられて、どんな思いで待っていてくれたの?と聞いてみたくなった。斜陽光にコントラストを増した縦走路は、なかなかいい雰囲気を醸し出しています。これで、風がなく時間があれば、落ち着いてイワウチワの花を独り占めができたのに。縦走路を20分ほど進んだところで、タイムアップ。もう帰らねば!


イワウチワ

タクリが、落ち葉に敷き詰められた落葉樹の中で、1対の緑の葉を地面に広げている。そして、真っ直ぐ伸ばした茎の先に、可憐な花を開かせる。ユリ科の中では小型だが、その存在感は大きい。カタクリ峠はまだ花が咲いていません。例年通り、連休の頃に道行く人を楽しませてくれることでしょう。この写真は、縦走路を白船に少し進んだ所の、日当たりの良い所に咲いていました。


カタクリ

コグルミ谷入り口に戻ると、私の車だけが寂しそうに待っていてくれました。あー、忙しかったことよ!


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