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コグルミ谷−タテ谷−鈴北岳−御池丸山−ボタンブチ−御池丸山−鈴北岳−鞍掛峠 鳥のさえずるまま、風の吹くまま、思いつくままに歩くと、とんでもなく無駄なコース取りになってしまった。コグルミ、鞍掛の駐車スペースはは8時半過ぎでどこも満車状態でした。夏はほとんど入らないのに、春はやはり人気スポットですね。藤原の人の多さを避けて、こちらにこられる方も多いようでした。皆さん、色々とコースを工夫しているみたいでしたが、このコースを歩いた人は他にいないでしょう 陽気に誘われて、気の早いカタクリがコグルミ谷の入り口で待っていてくれました。コグルミ谷といい、鞍掛峠といい、標高があるだけに、登山口を入ると、藤原では5合目くらいから見られる花が咲いています。ミヤマカタバミ、ミノコバイモ、カタクリが待っていてくれました。夏はうっそうとしているコグルミ谷も、この時期は光が差し込んで明るく、足下には多くの花が見られます。
気の早いニリンソウがタテ谷分岐で片方の花を開けていました。エンレイソウも咲いていて、タテ谷が私を誘っているようです。カタクリ峠を目指そうと思っていたのですが、あまりの人の多さに気が引けて、タテ谷に照準を合わせました。
日当たりの良い尾根に出ると、咲いているではありませんか、カタクリが。確認できただけで、5本くらいありました。やはり、タテ谷の花が私を呼んでいたのです。こっちへ来いと。ミノコバイモやミヤマカタバミは、すでに見頃を迎えています。
葉を付ける前の落葉樹林に降り注ぐ日の光に、少し葉が開いたバイケイソウの緑が輝いています。しかし、ここはいいコースだ。なぜ皆さん、カタクリ峠を目指すのでしょうか。
美濃コバイモ。藤原やここではよく見かけますが、この地方特有のユリ科の植物です。つまり、珍しいということですね。田中澄江さんは、花の百名山ー愛蔵版ーの中の藤原岳では、「何よりもうれしかったのは八合目に近い谷間で、エンゴサクやレンプクソウやニリンソウやカタクリの群落の中に、コバイモの花を見いだしたこと。クロユリに似てきてうつむき勝ちの白い花は石灰岩地を好み、関西から西の表日本だけにあると聞いていたが、初めての見参であったバイモよりずっと小さく、たったひとつの花が何やら神秘的である。」引用
残雪の谷を登る。タテ谷をつめていくと、上部は残雪があり、火照った手で雪をつかむと心地よい。口に含み、シャリシャリといわせて食べると、かき氷の感触とそっくり。シロップをかけたらさぞかしうまいだろう。鳴き始めで、もどかしい鳴き声のウグイスに、口笛で答えてあげた。どちらへたくそだ。
鞍掛からの登山道に出ると、足下にはキクザキイチゲがあちこちで咲いていました。ちょうど刈り込んである笹のあたりに多いようだ。整備されている方に感謝したい気持ちになってきた。しかし、この花は笹の中が好きなようですね。鈴北のはほとんどが白色でした。藤原の小屋の裏あたりの笹原にも多いけど、淡い紫色をよく見かけます。
カレンフェルトごしに見る御池岳は巨大な丘みたいだ。日本庭園で、お昼を食べて、大の字になって寝たやろうと思って今のですが、あまりのいい天気にボタンブチまで行く気になりました。
ショウジョウバカマは、適応力があるというか、笹の所で咲いているのを見かけることが多いですね。
昼休みです。今回は足と鍋を入れてみました。本日のメニューは、カップ麺、おにぎり、ビール、手羽先です。食べ物に関しては、まったく好き嫌いのない私ですが、山へ行くときは、色々と吟味するのです。この幸せな時をいかに演出するかが、いつもの課題になります。しかし、何を食べても、うまいものはうまい。これが結論です。
展望は抜群ですね。風さえなければ、ここで昼食タイムだったのでした。雪で寝癖のついた笹は始末悪いね。逆さになっているから、手や体に引っかかって痛い。中国からパンダ借りてきて、この笹を食べてもらうしかないね。
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