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2001.4.7(土) 霊仙山 漆が滝コース 往復 隊長

の日差しが、日毎に力強さを増していきます。澄み切った雪解けの水が、こけ魅した岩をぬって琵琶湖へと流れていきます。輝く緑に気を惹かれ、気が付けば、三脚を据えて撮影モードに入っていました。


屏風岩手前の渓流

と黒、どちらも使いやすい色だ。しかし、奥が深い。ミヤマカタバミの花弁の白は、何に例えればいいのでしょうか。私のHPの背景は白に決めています。なぜかというと、他の色が生きるからです。しかし、このミヤマカタバミの白色は脇役ではありませんね。


ミヤマカタバミ

りどころ。葉は野菜のようで柔らかく、食べてみたくなります。しかし、これを食べると、走り回ることになるでしょう。私が試したわけではありません。これは、血統書つきの毒草です。この時期に、この毒々しい紫色の花はいただけませんね。


ハシリドコロ

合科の花ですが、ちょっと変わった形をしていますね。花には少し時期が早いようです。漆が滝コースの中程から見られます。しばらくすると、たくさん花を開くことでしょう。

色の葉に包まれているところが特徴的ですね。ヒトリシズカとはよくいったもので、この花にふさわしい名を付けてもらってます。これもまだ時期が早いようで、1カ所でしか確認できませんでした。

雪の白とサワグルミのグレーがよくマッチしました。空がもう少し青いと、もっと良かったような気がしますが。もう少し広角のレンズがほしいところです。漆が滝を越えたあたりから、伏流の石灰岩のゴツゴツとした沢の急な登りが始まります。そして、最後の水くみ場を過ぎたあたりに、サワグルミの林がありあます。

色の茶色の林に、クロモジの黄色の花はよく目につきます。木の大きさは、マンサクほどではありませんが、花はマンサクよりも大柄です。漆が滝の真上の登山道に咲いていました。

原の中を通る登山道脇に、つぼみのショウジョウバカマを見つけました。柏原コースとの合流点あたりは、残雪が融け始めていたて、新調したばかりの靴が泥だらけになりました。笹原にでるとそこはもう9合目で、展望もよく、あとひと息で倒壊した避難小屋に出ます。今年は、建て替えるそうです。カナヤさんご主人から話を伺いました。

寿草が、山頂で私を待っていてくれました。しかも絶好の撮影ポイントにまとまって花を開いていました。これには本当に感激しました。確か先週はまだ雪の中だったはずです。雪が融けてから2,3日で花を咲かせたようですね。反りくりかえらんばかりに花弁を開き、光のエネルギーを吸収しています。

急いで下山し、生フィルムを東京まで直送しました。何度も、藤原だけで福寿草にアタックしたのですが、満足できる写真がとれずに、あきらめていましたが、足繁く山に通えばいいことがありますね。いい条件の日に、そこに自分がいることが、いい写真を撮るコツなんですね。つまり、足で稼げということです。

 

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