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国見岳、御在所岳 2000.9.17 NO.085 隊長、副隊長、清水隊員

 コースタイムは、撮影時間を含んでいるので、参考になりません。

 8:40 朝明ヒュッテ前の駐車場出発

 御在所山の家に車1台をデポし、朝明ヒュッテ前の駐車場に向かう。駐車場に到着し登山準備していると、管理人の方がやって来て、このあたりの環境を整備することをアナウンスしていました。なんでも、キャンプ場の中を通 っている道を改修工事で舗装し、伊勢谷小屋のあたりの駐車場を作るそうです。
  予定より約10分遅れで出発。本日は、台風が速度を上げてくれたおかげで、昨日からは想像もつかない、最高の天気に恵まれたようです。今日の天候が予想できず、駐車場は閑散としていました。しかし、一抹の不安がないわけでもなく、一昨日の登山の疲れがとれているか?と、清水隊員が久しぶりの登板なので、最後まで持つか?でした。
 根の平峠までのルートは沢を何度も渡り返し、最後に山腹をグッと登り、峠に至るコースです。いつもは難なく沢を渡れるのですが、今日は昨日の雨で沢が増水していて、3度ほど靴を脱ぐ羽目になりました。靴を履いたままジャボジャボ行っても良かったのですがね。しかし、足が冷たくて気持ちいーーーーい!

 

10:20 根の平峠

 根の平峠に到着すると、立派な石柱が目に飛び込んできました。副隊長曰く、これはうちの高校の山岳部の生徒が担いで上がったそうです。なんでも、石柱は60キロあり、何度も交代しながら担ぎ上げたそうです。これからずっと登山者の案内をしてくれることでしょう。
 峠を通り過ぎる涼風は実にさわやかで、ついつい長居をしてしまいがちなのですが、今日は先が長いので、早めに切り上げて出発。

 両脇の笹がうっとうしいのですが、刈り込んであるので感謝しないといけませんね。 御池の奥ノ平に比べれば、なんてことはないのですが、一応道案内のつもりで書いているので。これを抜けると、花崗岩が削られ掘割状になった急な登りが始まります。杉峠から見ると、この登りの角度が分かりますね。今日は気温もあまり高くなく、空気もさわやかなので、足に力が入ります。しかし、今日一日の行程を考えるとここであまりがんばりすぎない方がいいでしょう。しばらく進むと稜線に出るのですが、また尾根の登りがあります。 途中には、巨石のオブジェがいくつもあり、石の上の休憩は悪くないですね。展望もよく、空気が澄んでいて遠くまで見通 せました。雨乞岳はもちろん、遠くは藤原岳、御池岳まではっきりとその輪郭を確認できました。

たまごたけ

12:30 国見岳

 ここは展望の利くスペースが少なく、先客が陣取っていたので、昼食はおにぎり1個程度で早々と切り上げました。途中のガレ場からみる御在所の岩場は本当に迫力ありますね。巨大な花崗岩の塊でできている山であることがわかります。藤内壁を写真に納めようと思ったのですが、逆光のためいい絵になりませんでした。このあたりからモデル二人はカメラを意識し始めたようですね。背中にそう書いてありました。

13:00 国見峠

 国見岳からしばらく下ると、御在所裏道登山道の8合目に出ます。ここから、もう一度登り直しになります。ここで清水隊員ちょっとため息。誰だってそうなのです。しかし、自分の意志で山登りしている以上は文句は言えないでしょう。

 

13:30 御在所岳(朝暘台)

 やっと、朝暘台に到着しました。コーラを買って一気に飲み干すか、お湯を沸かしてラーメンを食べるか、迷った挙げ句、レストランでラーメンを注文して食べることにしました。なんのこっちゃ!
  観光客のために用意された、ロープウェイ、リフト、自販機、レストラン、カモシカセンターは、我々登山者から見ると、あまり受け入れたくない存在なのです。逆に観光客から登山者を見ると、えらい思いをしてまでなぜ登るのということになります。それで、これらの施設はあまり利用しがたいという意識が働いていたのです。しかし、今日はこの壁をいとも簡単に乗り越えることができたわけです。
 一杯700円のラーメンを一気にたいらげた三人は、その足で禁断のリフト乗り場に直行したのでした。ここまで自分の足で登っておいて、最後にリフトで仕上げる。 ラクチン!ラクチン!。 登山者は観光客になることができることを実証してしまったわけです。

 

 

14:30 御在所岳(一等三角点)

 ずいぶん立派ですね。

15:00 中道下山開始

 観光客から登山者にもどる。撮影しながらの下山になったので、ずいぶんと時間がかかってしまいました。

17:00 御在所山の家着

 無事、下山。万歳!

 

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