気温はまだ高いものの、山頂は秋の気配が漂い始めています。マルバダケブキやヒヨドリバナに集まって、密を吸ってエネルギーを補給していた、長距離ランナーのアサギマダラは、本日はお目にかかれませんでした。ここ伊吹でたっぷりとエネルギーを補給し、南の島へ向かったことでしょう。 花の方も夏の主役が退く、現在はサラシナショウマ、アキノキリンソウ、タムラソウ、イブキトリカブト、ツリガネニンジン、ソバナ、マルバダケブキ、フジテンニンソウ、コイブキアザミが主役です。少数派としては、ミツバベンケイソウ、ツルニンジン、フシグロセンノウ、オオハナウドがありました。なかでも、サラシナショウマの白とタムラソウの青紅色が、空の青を背景に実に鮮やかに映し込むことができました。さてと、できばえは? 今週の土曜日は、霊仙でイブキトリカブトをばっちりと決めたいところです。