歩人倶楽部 最新情報
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鎌ケ岳 2000.7.2 NO.065 Photo
Club Part2
本日は、梅雨の間の真夏日ということで、四日市で気温34度まで上がったそうです。これだけ気温が上がると登山はどうなるか、 だいたい想像ができると思うのですが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。・・・・ ということで、参加者は私と副隊長の二人で、この二人にふさわしい登山ができたのでした。 ■8:30 蒼滝下の駐車場(無料)出発 予定どおりに駐車場で副隊長と合流し、装備を調えていざ出発。装備といっても、一番大切なのは食料と水、それにビールの冷え(氷)具合ですね。山頂で飲み頃をむかえるには、今までに蓄積された感と経験がものをいいます。昨日の時点で本日の最高気温は31度の予測です。いつもよりペースダウンして歩き始めました。10分ほど東海自然歩道を歩くと蒼滝に出ます。本日は水量もあり、しばらく立ち止まって、さわやかな涼風を体で受け止めての滝見物はいいものです。 ■9:30 鎌ケ岳分岐 東海自然歩道を40分ほど歩き、一ノ谷茶の上から登山道にはいるとすぐに、御在所中道と表道、鎌ケ岳と書いた案内板がでてきます。ウォーミングアップのつもりで自然歩道を歩いたのですが、これがウォーミングアップにはならず、着実にスタミナを消耗して行くのがわかりました。普通は1時間も歩くと体が暖まり、足の筋肉が柔らかくなって、登りではグイッと力が入るのですが、今日はいつもと体の状態が違います。車のエンジンに例えると、ガソリンが十分にエンジンまで届かない状態です。ガイドブックを見るとここから2時間45分となっています。 30分ほどスカイラインと並んで登っていくと、三ツ口谷の分岐に到着しました。砂防堤を越えると本格的な沢歩きが始まります。水量も豊かで、何度も沢を渡りながら高度を稼いでいきます。沢に手を入れるとひんやりとして気持ちよく、沢を渡るたびに手を洗ったり顔を洗ったり頭から水をかぶったりと、小休止をとりながら、体をだましだまし登っていきます。小休止するごとに水を補給するのですが、補給した分は30分もすると汗となって流れてしまいます。私も副隊長も水はラーメンの水を合わせると3リットル持っていましたが、この調子でいくと2リットルあっても足りないぐらいでした。 副隊長の提案で、新道で御在所にも心が揺らいだのですが、結果的にはこのコースが正解だったようです。日差しがきつくても、この沢コースは日陰が多く、しかも、冷たい清流で冷やされた風が、オーバーヒート寸前の体を冷やしてくれます。 大滝と小滝を高巻いて沢をしばらく進むと、沢直登コース(キケン)と尾根コース(一般)に分かれます。迷わず、沢歩きも飽きてきたので?尾根コースをとりました。しばらくは緩やかな尾根を歩くとガレ場に出て最後の休憩をとりました。ここで空腹を覚えたのでエネルギー補給。私はコンビニの梅干しおにぎりをほおばりました。うまい!と小さな声で絶叫!。副隊長はバターロールを4個も食べました。何も言わずに食べところを見ると、よほどうまかったに違いありません。食に関しては我慢しないのが美徳なのです。 体にご馳走を与えたので、後はがんばるのみです。体にむち打って最後の直登に耐えましょう。しかし、最後の数十メートルで何度も泣が入りそうになりました。数分後に味わうえる、冷えたビールの喉ごしが励みになって、4時間の試練に耐えることができました。 今年最大の試練になったでしょう。副隊長と二人の時はいつもこうなってしまう。 ■12:30 鎌ケ岳山頂 山頂は春や秋の賑わいはなく、十数名の人が昼食と展望を楽しんでいました。表の山の後ろに、デンと構えている雨乞岳は力強いね!
■13:05 下山開始(長石谷) 岳峠からの下降は落石注意すべし!ここからしばらくは、膝の周りの筋肉を酷使するね。自動車に例えると、バネとショックの関係だね。高度下げると傾斜は緩やかになるものの、沢歩きが2時間続きます。
■15:30 駐車場着 山頂から一ノ谷茶屋に2時間で到着し、東海自然歩道を30分歩いて、本日の予定を終了することができました。
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