歩人倶楽部 最新情報 
仙ケ岳ー宮指路岳 2000.6.4 NO.064  Photo Club Part2

 久しぶりに鈴鹿の南の方に足を踏み入れてみました。たしか昨年は一度もこの領域へは踏み込んでなかったかな?実は霊仙に行こうと思い6時頃に目を覚ましたのですが、また目が閉じてしまって起きたのが7時30分。ここからだとたっぷりと2時間はかかるので、時間にゆとりがなくなると思い、急遽行き先を仙ケ岳に変更。

■9:20 大石橋出発(小岐須渓谷)

 小岐須渓谷の林道を車止めのある大石橋まで進め、そこにあるの駐車場を利用しました。車は十数台止まっていて、すでに満車状態だったので、少し空いていた路肩に駐車。ここまで車が入れるから、コースを色々と組み合わせて自分なりのバリエーションを楽しむことができますね。車止めを越えてこの林道をまっすぐ進むと小社峠に向かい、右に曲がってヤケギ谷をつめると宮指路岳への直登コースです。


卯の花

■10:10 仙鶏尾根への分岐

 しっかりとした案内板が立っているので迷うことはないでしょう。

■10:55 小社峠

 谷の沢沿いに咲くピンク色をしたタニウツギを楽しみながら、沢道を登って行きます。沢の音が聞こえなくなると急な登りが始まり、しばらく我慢して登ると小社峠に到着します。峠をさわやかな風が吹き抜けていたので、急登で加熱した体を冷却するには都合が良かったですね。
 今日の花の目当ては、ドウダンです。サラサドウダン、ベニドウダンが見頃で、何度も足を止めて撮影をしました。


ベニドウダン

■11:25 仙ヶ岳 961メートル

 ここ鈴鹿では、やはり笹分けから逃れることはできません。忘れた頃にやってくるのが笹原です。しかしここの笹は10分も辛抱すれば過ぎてしまうので許してあげましょう。
 梅雨の前なので、視界の方は期待はしてなかったのですが、この時期にしてはよく見えてました。狭い山頂には先客が4人居ました。あまりスペースはなかったのですが、なんとか一人分空いていたのでそこで早い目の昼食をとりました。ちょっと涼しすぎたかな?東峰越しに見る伊勢平野と伊勢湾が印象として残りました。ピークは狭いけど、見晴らしがいいね。綿向、雨乞、御在所、鎌ケ岳、入道、宮指路岳が見えました。


尾根から見る仙ケ岳

■12:20 小社峠

 小社峠から宮指路岳までの尾根歩きは見晴らしもよく、いくつかのピークでは、背中に遠ざかる仙ヶ岳と近づいてくる宮指路岳を楽しめます。例にもれず、尾根道は痩せていて、足下には十分と注意と払わねばなりません。それに大きなピークは3つほどありますが、これが結構きついですね。しかし、ピークは360度の展望が約束されるので、それを励みにがんばりましょう。


サラサドウダン

■13:20 宮指路岳 946メートル

 ガレ場を過ぎてからの宮指路岳への最後の登りが結構こたえました。標柱がないと分からない山頂を通り越して東海展望で小休止。


宮指路岳山頂

■13:40 東海展望

 東海展望から仙ヶ岳と今通ってきた痩せた尾根を見いると、知らず知らずのうちにほんのりとした充実感沸いてきます。後は下山あるのみ。


タニウツギ

■14:30 大石橋上の駐車場着

 登山口の渓流の木にモリアオガエルの卵がありました。

 本日は、気温が上がらなかったのと、体を2週間休めたのとで、結構ペースが上がってしまいました。一人だからいいでしょう。それで、ガイドブックにあるコースタイムの70パーセント程度で走破しました。満足!満足!大満足!

 

歩人倶楽部 最新情報