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雨乞岳 2000.5.21 NO.063  Photo Club Part2

 本日はシャクナゲ登山といっていいでしょう。やはりシャクナゲは鈴鹿随一ですね。特に、コクイ谷がいいですよ。


コクイ谷に咲くホンシャクナゲ

■8:55 武平峠出発

 武平峠に到着し車を降りると、少し寒さを感じました。前線通過後だから気温が下がったようですね。少し上の方を見るとガスがかかっていて、風に勢いよく流されているのがわかります。今日はちょっと覚悟かなと思いつつ、3人と1匹で武平峠を後にしました。この日は確認できただけで、私たちを含めると約十数人くらいの人が雨乞いを目指したみたいですね。私たちは、和歌山の新宮から来たという2組の夫婦と最後まで一緒でした。

 


イワカガミ

■10:00 コクイ谷分岐

 このあたりからがこのコースのいいところですね。渓流が、新緑の緑とマッチングして自然の庭園を歩いているようですね。登りもきつくないし、流れる水の音や小鳥のさえずりを聞きながら、存分に山歩きを楽しみましょう。

 


オシダ

■11:35 東雨乞岳 1226メートル

 ここの約20分の笹こぎは大変だ。これさえなければこの山をもっと好きになれるのに、といつも思うのは私だけでしょうか?山頂で迎えてくれたのは、ハルリンドウでした。


ハルリンドウ

■11:50 雨乞岳 1238メートル

 心配していたお天気の方も大丈夫みたいですね。鎌、鎌尾根、国見、御在所、釈迦など遠くの山はガスがかかって輪郭がはっきりと見えなくて残念だったけど、雨に降られることを思えば最高と言っていいね?それから、待ちに待った昼食タイムです。


雨乞岳から杉峠へ少し下ったところで

■12:30 杉峠

 この杉もかなり年季が入っていますね。杉峠の名前はこの杉からきているのかな?この杉がなくなったらどうすればいいのでしょうか?


杉 峠の杉

■12:50 鉱山飯場跡

 江戸時代から明治にかけてここの鉱山は栄えたそうです。建物の石積みの跡や、溶鉱炉で金属を取り出したカスがあちらこちらに残っています。当時の繁栄ぶりを推測していると、タイムスリップしたくなりますね。


鉱山飯場跡から見る国見岳

■13:50 コクイ谷
 杉峠からここまで、休憩込みで約1時間20分かかりました。このあたりは、支流が集まり愛知川の本流になるところかな。
 愛知川の本流と別れてコクイ谷に入るとあちこちにシャクナゲを見ることができました。何度も沢を渡り返し分岐まで結構距離がありますね。足下が悪いので、注意して慎重に前進。


ホンシャクナゲ


ヤマシャクヤク

 このヤマシャクヤクは本日の大ヒットでした。他では全然見なかったのに、この谷の決まったところでたくさん見かけました。この時期なんですね。シャクナゲと同じ時期です。

■15:10 コクイ谷分岐

 下山ではあるが、緩い登りが続くので再び汗が噴き出してきました。スカイラインを走る車の騒音が聞こえ出すと、武平峠まではもうすぐです。本日の行程も終わりに近づくとストックしておいたスタミナを出しきるべく、自然とペースがあがってしまいます。

■15:50 武平峠着

 

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